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・
『ここのも美味しい！』
「でしょ？俺のオススメ」
お兄ちゃん行きつけのお店でご飯を食べてる私達
あの日から申し訳なさからなのか
前よりも食事に誘ってくれる事が多くなった
(そのおかげか敬語はだいぶ取れた)
私は気にしてないのに
でも
「うまっ！」
お兄ちゃんの食事姿を生で見れるから嬉しい
いい飲みっぷり
美味しそうにごくごく飲むお兄ちゃんを見て
それをつまみに飲む私
なつみがいたら
「おっさんか！」
って言われそう
「俺の顔になにかついてる？」
どうやらジーッと見すぎていたようで
苦笑しながら聞いてきた
『いえ、変わらないなぁと』
「あぁ、俺酒強いからね」
『どうやったら櫻井さんのように強くなれます？』
「フハッまさか俺を目指してんの？(笑)」
『日々特訓中(笑)』
「やめときなよ(笑)」
お酒も進んで楽しく飲んでいると
「･･････」
チラッとスマホを見たお兄ちゃんの表情が変わった
でも直ぐにしまった
『あの、何かあったならスマホ見ていいですよ』
「･･･ごめん」
スマホを持って席を立ったお兄ちゃん
仕事の電話かな？
確かにそれならここでは出来ないよね
その後戻って来たお兄ちゃんは
「ごめん･･･急に用事が出来て行かなきゃならなくなった」
申し訳なさそうに謝ってきて
『大丈夫だよもう終わりかけだったし』
「本当にごめん！また埋め合わせするから」
そう言って荷物をまとめて帰って行った
よく見ると伝票がない
また払われちゃったよ
私もそろそろ帰ろうと思い立ち上がると
『あれ？』
向かい側にハンカチが落ちていた
お兄ちゃんのだろうか
見たところ使われた形跡はない
『いい匂い･･･』
匂いを確かめるとほのかにお兄ちゃんの香水が･･･
って変態か私は！
幸いお兄ちゃんの家は知ってるのでタクシーで向かう
急用って言ってたから多分家には居ないだろうけど
もし大事なハンカチだったら持っとくのも悪いし
『ポストにでも入れておけばいいかな』
いい･･･よね？
・
お兄ちゃんの家の前で運転手さんに待っててもらい
マンションに向かうと
(ん？)
マンションの横の細い路地に人影が見えて
いつもなら気にしないのに私の足はそっちに向った
(っ、！！)
でも直ぐにその場から逃げた
だって、だって
・
・
お兄ちゃんと知らない女の人が重なり合うのを見たから
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リス(プロフ) - yuua20041201さん» コメントありがとうございます！面白いと言っていただけて嬉しいです (2019年4月27日 9時) (
レス) id: f3ab4dd572 (このIDを非表示/違反報告)
yuua20041201(プロフ) - 凄く面白いです！先が気になって毎日更新してるか確認してますw応援してます！頑張ってください！ (2019年4月26日 20時) (レス) id: 5d4a78adad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リス | 作成日時：2019年3月28日 12時
