オロチ受け小説短編集其の五 (ページ8)

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お茶会は縁の切れ目に《邪竜神》(オリキャラ）(下) ページ8

君の関係を壊したかった、なんて言ったら怒るかな。…………ああ、もう怒ってるか。
「ドミノ倒しって、やったことある？」
怒りに満ちた眼差しのまま、エンマ君は素っ頓狂な声をあげた。
「いいよね、ドミノって。綺麗に並べれば並べる程、気持ちよく壊れてくれる。」
「なに言って…」
「君もさ、対人関係を築くのには、時間が掛かったでしょう？羨ましいドミノだ。」
ハッとして、彼ははたと私を見つめた。
「……お前は…狂ってる…………」
頻りに頭を振って、目の焦点が合ってない。落ち着いている私より、取り乱している君の方がよっぽど狂ったように見えるけど。
「私はオロチが好きだから。」
ティーポットを手に取って、蓋を開けた。
君の日常の中にはオロチがいた。けれど、私もオロチが欲しい。日常のどこか一つにでも。

チューベローズと、紅茶の血生臭さは、誰の正気をも奪って、風雅にただ、午後の微睡んだ風と共に、辺りを漂っていた。

〈追記〉
ひどいスランプ状態です。
ショコラさんからリクエストを頂き、漸く一つ書けました。
『ドミノ倒シ』と云う曲をモチーフに、邪竜神さんの話を、と。
上手く書けたでしょうか？

そういえば三日程前、階段から落ちて尾骶骨を怪我してしまって………その次の日、痛すぎてうまく歩けないまま階段を降りたらまた落ちました。
病院へ行ったら骨は折れていないとのこと。
二回も同じ転け方で同じところを打つとは思いませんでした。

そして、最後にもう一つ。私よりも、他の人の方が私のオリキャラの性格をよく理解している気がします。その『ドミノ倒シ』と云う曲、非常に邪竜神さんに合っていてびっくりしました。
他にも、小説の点でもうちの子の一挙一動が自分の書いているものよりずっとしっくりくるんですよね。
不思議なものです。