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prologue ページ1

『何か、面白いことが起きないだろうか』

塾から家へと帰る道のりで

ただ、そんな言葉をぼやいてみる

決して、そんな言葉で何かが変わるわけでもないのに

ふと、月を見上げれば言ってしまう

それがいつものことだと思っていた...






しかし、そう呟いた途端

月から眩い光が私を覆うように放たれた





薄れ行く意識の中で最後に見たのは






異様な紫色の月だった

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作者名：鶯 | 作成日時：2019年5月22日 7時

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