三十一話 栗花落カナヲ NO side ページ35
作者「『???』は誰でしょうね」
誰もが驚いた顔をしてしいなを見る。
野薔薇「しいな!? 起きてたの!?」
???「私はしいなじゃないよ」
みんなの顔にハテナが浮かぶ。
体はしいなだし声もしいな。
口調もしいな。
ただしいなは冗談を言ったことは一度も無い。
歌姫「じゃあ、貴方は誰なの?」
この場の全員が思ったことを歌姫が代表として聞く。
???「私は__________栗花落カナヲ。栗花落しいなの双子の姉だ」
伏黒「・・・・・は?」
五条「え、頭打った?」
カナヲ「打ってない。至って正常。私は正真正銘しいなの姉。・・・・・多分」
歯切れを悪くして答えるしいな、ではなくカナヲ。
虎杖「どっちだよ」
カナヲ「いや、顔はそっくりだから確実に血は繋がってるはず。一つ訂正すると姉かどうかわからない。もしかしたら私の方が妹かも」
野薔薇「あ、そう・・・・・」
カナヲ「まあいいや。簡単に今の状況を説明すると私はしいなの外面、肉体を借りてるの。今、しいなの魂は呪いによってこの体のどこかに閉じ来れられちゃって機能してないの。だから私が少し借りて貴方達にこのことを伝えてるの」
カナヲは淡々と説明をする。
歌姫「え、じゃあその話が本当だとして貴方は何処から来たの?」
五条「信じるんだ」
歌姫「しいなの保護者として断言するけどしいなはこんな状態で絶対にふざけたりしない。どこかの誰かとは違って」
歌姫の言うどこかの誰かというのは十中八九五条のことだろう。
カナヲ「私は元々、しいなの中にいた。生まれた時からずっと」
虎杖「え、ちょっと待って。理解が追いつかない」
頭がこんがらがる虎杖を無視して話を進めるカナヲ。
カナヲ「しいなの中には元々、私の魂としいなの魂の二つがあった。あの山で、私は一度だけしいなの体を抜けたから呪いをかけられずに済んだ」
伏黒「どういうことだ?」
カナヲ「しいなの外面、肉体は元々しいなの魂のもの。私はただ入り込んだだけ。居候に過ぎない」
カナヲはそう言いみんなの反応を見る。
カナヲ「大丈夫。なにもしいなを乗っ取ろうなんで考えてないから。私はしいなに、幸せになってもらいたいの」
歌姫「というと?」
まだカナヲを100%信頼したわけではない歌姫は疑惑の目をカナヲに向ける。
カナヲ「順を追って話すとしいなは転生者。私と姉妹だったのも大正時代の話」
三十二話 秘密 NO side→←三十話 呪われる 野薔薇side
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わっぱみがき - あんさ、この人文才皆無っていってるけどそしたら僕は最底辺の塵から最底辺のチリすらなれないよ?!この人は文才あるじゃないですか!!!神なんですよ!俺は紙以下!!分かる?!その上設定も神ってるし?!キャラの人選も神ってるし?!なんなの?!神じゃん(逆ギレ) (11月1日 9時) (レス) id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
sou(プロフ) - 続きどうなるんだろ!楽しみです!!最初は名前変換出来んのかぁって思ってたけどできなくでも全然すき! (2022年2月21日 8時) (レス) @page33 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
ゆりねちゃん(プロフ) - パンダって人? (2022年2月19日 16時) (レス) @page29 id: 20fe901fba (このIDを非表示/違反報告)
刹那 - 落ち…狗巻先輩が希望です!…遅いでしょうか… (2022年1月13日 19時) (レス) id: 55af1cd0b0 (このIDを非表示/違反報告)
美園(プロフ) - しいなちゃん可愛いかよ!!!!!友達で照れるなんて! (2021年12月31日 21時) (レス) @page32 id: 04f1c58536 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:楓 | 作成日時:2021年11月13日 21時