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三十話 呪われる 野薔薇side ページ34

作者「そろそろアンケート締め切りです」




野薔薇「で、しいなが帰ってこないの?」

山道を歩きながらそう聞く野薔薇。

私の可愛い親友が任務から帰ってこず、連絡も無いためしいなを探す任務となった。

しかも虎杖と伏黒と一緒に。

伏黒「何回か電話したらしいが出ないらしい」

野薔薇「電源切ってんじゃない?」

伏黒「いや、栗花落は任務時に電源を切らないらしい」

虎杖「いや、でも栗花落めっちゃ強いじゃん? 特級とも互角にやりあうくらいだし」

野薔薇「だから何よ?」

はっきり言えよ。

虎杖「ここの呪霊、めっちゃ強いんじゃ・・・・・」

野薔薇「何でしいな死んだ前提なんだよ!?」

虎杖「んなこと一言も言ってねぇよ! ただ栗花落が電話に出ることができないということはかなり手こずってるってことだろ!」

伏黒「まあそうだな」

虎杖「やべぇ・・・・・」

何で弱気なんだよ!?

野薔薇「ん? あれ」

野薔薇が指差した奥の方に人影が見える。

伏黒「人、だよな?」

虎杖「・・・・・・・・・・あれ栗花落じゃね?」

虎杖の声を合図に走って近寄る野薔薇。

近寄れば近寄るほどしいならしきシルエットになる。

野薔薇「しいな!?」

しいなは地面に倒れ込んでおり瞼を閉じている。

そしてかなりの傷の数。

虎杖と伏黒も追いつきしいなの様子を見る。

伏黒「死んでは・・・・・、ないな」

野薔薇「でも起きないのよ。とりあえず家入さんに見せるしかないわね。おい、虎杖。しいな運べ」

虎杖「何で俺!?」

野薔薇「お前が一番力あるだろ。丁寧に運べ」

虎杖「ハイ」

野薔薇の圧に負けて虎杖はしいなをおんぶするように抱えた。




あれから三日。

しいなは目を覚さない。

呪われたからだ。

あの山で呪霊と逢い対峙して敗れ、起きることができないよう呪われた。

色々と謎な点は多いが今の見解ではそうなっている。

あれから生徒や歌姫、五条達は保健室に毎日のように通っている。

家入には煙たがられるが追い出そうとはしない。

野薔薇「・・・・・何で起きないのよ」

涙を堪えしいなの寝ているベッドの近くの椅子に座っている野薔薇。

今保健室にいるのは一年生と五条と歌姫。

しいなの瞳は閉ざされたまま。

・・・・・のはずだった。

???「みんな、しいなのこと好きすぎ」

さっきまで寝ていたはずのしいなは目を開きゆっくりと体を起こし、そう言った。

三十一話 栗花落カナヲ NO side→←二十九話 新たな任務



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わっぱみがき - あんさ、この人文才皆無っていってるけどそしたら僕は最底辺の塵から最底辺のチリすらなれないよ?!この人は文才あるじゃないですか!!!神なんですよ!俺は紙以下!!分かる?!その上設定も神ってるし?!キャラの人選も神ってるし?!なんなの?!神じゃん(逆ギレ) (11月1日 9時) (レス) id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
sou(プロフ) - 続きどうなるんだろ!楽しみです!!最初は名前変換出来んのかぁって思ってたけどできなくでも全然すき! (2022年2月21日 8時) (レス) @page33 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
ゆりねちゃん(プロフ) - パンダって人? (2022年2月19日 16時) (レス) @page29 id: 20fe901fba (このIDを非表示/違反報告)
刹那 - 落ち…狗巻先輩が希望です!…遅いでしょうか… (2022年1月13日 19時) (レス) id: 55af1cd0b0 (このIDを非表示/違反報告)
美園(プロフ) - しいなちゃん可愛いかよ!!!!!友達で照れるなんて! (2021年12月31日 21時) (レス) @page32 id: 04f1c58536 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年11月13日 21時

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