栗花落カナヲの妹さん

三話　最終選別 ページ4

作者「夢主さんの名前しいなにするかしずかにするかしづきにするかしずくにするか迷ったんですよ」




あれから私とカナヲはしのぶ姉さんに黙って鍛錬を始めた。

カナヲは昔、カナエ姉さんに見せてもらった花の呼吸を見様見真似で習得し、私はしのぶ姉さんの鍛錬を見て蟲の呼吸を習得した。

花の呼吸は体に合わなくて存分に威力を出せなかった。

カナヲ(しいな)

しいな(何？)

カナヲ(そろそろ、最終選別がある)

しいな(行く？)

カナヲ(そうしよう)

最近ではカナヲとは目で会話するようになった。

そうすればしのぶ姉さんには知られたくない会話もできる。

しいな(最終選別はいつ？)

カナヲ(三日後だよ)

しいな(わかった)




三日後。

朝早くに玄関で草履を履く。

カナヲはカナエ姉さんが昔使っていた刀を持ち私はしのぶ姉さんが昔使っていた刀を持つ。

カナヲ(しいな、そろそろ行こう)

しいな(うん)

最終選別に行ってきます。

そう書かれた手紙を玄関に置いった。




藤襲山。

黒髪の人と白髪の人が説明する。

ほとんど何も書いてなかったが七日間生き残ればいいらしい。

カナヲ(じゃあまた七日後に)

しいな(うん)

死んで会えないかもしれない、そういう不安はない。

お互いはお互いを信じ合ってるから。

カナヲは強いから大丈夫。




七日後。

二十人くらいいた中で残ったのは私とカナヲとほか三人。

私とカナヲは怪我なく最終選別を突破した。

鴉を貰って黒髪と白髪の話を聞かずに蝶と戯れてると顔に傷がある人が白髪の頭を掴んでる。

何してるんだろ･････。 まあどうでもいい。

玄弥「刀だよ、刀！！ 今すぐ刀をよこせ！！」

その後赤い髪の人が顔に傷がある人の腕を折った。

ほんとに何してるの･････？

そして鋼を選んで色々したあと蝶屋敷に戻った。




屋敷に入ると玄関でしのぶ姉さんが正座をしていた。

怒られるかな。

刀、勝手に持ち出しちゃったし。

毒も勝手に盗んじゃったから。

チラリと横を見るとカナヲも少し緊張してるっぽい。

しのぶ「何で最終選別なんか行ったんですか！？ 稽古もつけていないというのに！！」

カナヲ「わ、私達は鬼を倒せます！ 鬼が憎くて鬼殺隊に入りたいと思いました！ これは私達の意思です！！」

しいな『私達は治療も家事もうまくできないからだからこそ鬼を倒すことで誰かの役に立てると思って最終選別行きました！！ 全て私達の意思で行動しました！！』

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