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◇数学のワーク ページ35
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寮の皆より早めに登校した私。
昨日ワークを提出し忘れて、朝一で提出する約束を先生とした。
その先生とは担任の照史くんである。
照史くんは数学を担当している。
私は数学が苦手で、ワークを開いた時点だけで眠気が襲ってくる。
多分、数字に拒否反応を起こしているのだろう。
だから眠れないときは数字を見ると
自然と眠りについている ( だから何 )
まだ早い時間だからなのか知らないけど誰も人がいない。
そして寒い。
閑散とした雰囲気漂う道路を歩く。
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そう言えば今日はやけにリュックが軽い。
立ち止まってリュックの中を見てみる。
財布、ポーチ、筆記用具、お弁当。
あれ…？？
私は何の目的でこんな早くここを歩いてるの？
数十秒ほどじっくりと考える。
「 数学のワーク！ 」
大事な物を忘れていた。
私は急いで今来た道を戻る。
少し走ると登校する生徒たちが増えてくる。
その中には見慣れた集団も見えた。
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作者名：ひよこ x他2人 | 作成日時：2015年5月16日 16時
