◇可愛い子 ページ18
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9月上旬。
相変わらず暑い。
クーラーの効いたリビングで、このわたしが珍しく勉強をしていると。
望「 めっっっっっちゃ可愛い子 来た! 」
流星の影響なのか、サングラスをかけた望がドタドタとリビングへ入ってきた。
わたし以外にリビングには、気持ち良さそうに昼寝をしている大吾と、真剣にムエタイをしている康二しかいない。
他はそれぞれの部屋で何かをしている。
「 へえ… 」
望「 何でそんなに塩対応なん? 」
「 冷えてるんだから扉閉めてほしいなーって 」
望「 ああ、ごめんごめん 」
バタンと思い切り扉を閉める。
大吾「 …なに…? 」
今の音で目を覚ます大吾。
望「 めっっっっっちゃ可愛い子 来た! 」
先ほどと同じことを口にする望。
大吾「 あっそう 」
康二「 自分の方が可愛いって思ってるんやろ 」
「 そんなしょげないで(笑) 」
下を向いて俯く望。
望「 一回エントランス行ってみ? 」
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作者名:ひよこ x他2人 | 作成日時:2015年5月16日 16時