寮生活、始めました。@関西

◇ゴリラの餌食…望side ページ10

.望side







康二「 今のだけでほんまに起きるん？ 」







智洋「 変なこと言うて入ってくるで多分 」







康二と神ちゃん、遠回しに紫耀のことdisってんで。







そんな話をして待ってると







紫耀「 知らん子が平野の事見とる！ 」







酷い寝癖をした紫耀が困惑しながら入ってきた。







どないしたらそうなんねん……







「 新しく来た寮生や 」







紫耀「 女の子が⁉ 平野たちと暮らすん⁉ 」







「 せやで。ってお前ずっとここ居ったのに来てること気づかんかった？ 」







紫耀「 あのね平野ねゴリラに食べられるところやってん！でも誰かに呼ばれて起きてわあおって！ 」







智洋「 な、言った通りやろ(笑)」







「 ほんまや… 」







紫耀「 で、誰が平野のこと呼んでくれた？ 」







智洋「 え、俺やけど…？ 」







すると神ちゃんに急接近して 両手を握り ぶんぶん動かすと







紫耀「 神山くん！ほんまにありがとう！ 」







「 は？ 」







ここに居る皆がそう思った。







こいつまだ寝ぼけとるんか、って。






大吾「 ちょ、意味わからん。説明して 」






紫耀「 だーかーら！ゴリラの餌食にならんですんだのは神山くんのおかげ。今日のおやつの濡れおかき あげる！ 」






神ちゃん、ありがとう なんて言うてるけど
めっちゃ顔引きつってんで。







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