朝日 ページ8
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翌朝、何かをリズミカルに切る音で目が覚めた。
携帯で確認すると早朝5時半。
おばあですらまだ寝ているはずのこの時間に
誰が朝食を作っているのだろう。
いい香りにつられて半分寝ぼけながら台所へ行くと男の人が立って何かを作っている。
あ、昨日から神山くんがここで寝泊まりしてたんだった。
すっかり忘れていた私は寝巻き姿で話しかけるのが恥ずかしかった。
「 あ、起こしちゃった？おはよう 」
「 お、おはよう。朝早いんだね 」
「 ほんまはもう少し遅いんやけどね 」
寝間着が恥ずかしいと思ったのも束の間
彼の方から話しかけられてしまった。
どうやら神山くんは料理が得意で残り物で一品も二品も作る素晴らしい腕の持ち主らしい。
じゃあ今日から神山くんの手料理を食べれる日が続くのかな、なんて思ってみたり。
「 おばあちゃんはまだ起きひんよね？ 」
「 あと一時間くらいかな 」
「 二人で食べるのもあかんし、その間にAのこと教えてや 」
縁側の扉を開けて朝日を茶の間に取り入れる。
おばあの部屋は別だから眩しさは感じない。
縁側に腰を下ろした私たちは
少しずつ太陽に向かおうとしている向日葵を見ながら話し始めた。
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ひよこ(プロフ) - むーむーさん» コメントありがとうございます。ドラマ化だなんて私にはもったいないお言葉です！そう言って頂けるとこれからも頑張ろうと思えます。作品を読んで頂きありがとうございました。 (2018年8月29日 21時) (
レス) id: 1c4112a45d (このIDを非表示/違反報告)
むーむー - 素敵な作品ですね！とても面白かったし、ドラマ化してほしいなって思いました(*^_^*) (2018年8月29日 21時) (レス) id: 12552c9479 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこ | 作成日時：2018年7月28日 18時
