幼馴染さん 【緑×青】

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あれからあの教師は横山くんが鍵を取りに行った時に呼んだらしい校長先生や教頭先生そして何故か体育科の先生も来て連行されてった。



そん時にやってないなど色々と言って暴れてどうなるかと思ったけど、信ちゃんがいつから撮ってたか分からん動画を先生達に見して呆気なく捕まってった。



ちなみにヤスくんはと言うと、先生達が来た時に事情聴取のために3年生組と別室に行ってもうた。



せっかく、ヤスが甘えん坊モードなりかけてたのに！！！



あれ？あれってなりかけてたんかな？




凭れて泣いてただけ………？



わからへん！！


そんなくだらないこと考えとったら、目の前に亮ちゃんがおった。




「うぉ！亮ちゃんどうしてん？」




「今日のお前見て、章ちゃん諦めることにしたわ。」



「……へ？」



「あれは告っても告らなくても結果が見えとる。やから、俺お前に譲る言うてんねん。」




譲る…………？



告る……………？




え、まさか…




「亮ちゃんヤスのこと好きだったん？！」



「え、気づいてたんとちゃうん！？」



「全然知らんかった…。」



「お前、前見えなくなりすぎや！！章ちゃんのこと好きなやつ何人おる思ってんねん！！」



「何人おんの！？」



「もう言わんわ！！なんやねん、ホンマに！」



怒られてもうた……。



確かに思い返してみれば、ヤスとの距離がめっちゃ近いやつとかボディタッチ激しいやつとかおったわ…。




「ごめん…」



「もうええわ。とにかく、譲るとは言ったけど諦めてないからな。もし章ちゃんを傷つけたり泣かせるようなことあったら奪いに行ったるからな。」




そう言った亮ちゃんは目がものすっごい本気やった。




………これは譲る言われたけど、気ぃ抜いてたら本当に取られそうな感じやわ。



「…………絶対にそんなことせぇへん。それに絶対に諦めへん。」




「………おん。その心意気やで。」



そう言った亮ちゃんは部室に戻る言うて準備室から出て行った。



俺も亮ちゃんの後を追うように準備室を出た。

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