幼馴染さん【緑×青】 (ページ23)

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俺はヤスと亮ちゃんが起きるまで3年生組とチューニングや軽く練習しとった。

練習初めてしばらく時間が経ってから亮ちゃんが目を覚ました。

「……んぅ……え、あ！すばるくん、よかぁまくん、村上くん！！……って、練習やってるん？！」

「お～、亮。二人とも気持ちよさそうに寝とるから、起こさなかってん。ごめんな。」

「あ、そうなん？そか、ありがとう。今からやりますね！」

そう言った亮ちゃんはせっせと準備を始めた。

……先にお昼寝に入ったヤスくんはと言うと、まだ夢の中。

そろそろヤスを起こそうと立ち上がった時、マルちゃんが既に起こそうとしとった。

「章ちゃん。起きてや～！」

「……んぅ…マル……おはよぉ…」

「章ちゃんおはよぉ。みんな揃ったから、そろそろ練習しよや。」

「うん！あ、マル膝ごめんな。大丈夫？痺れてない？」

「大丈夫やで！ほな、いこか！」

「……嘘やろ。ほら、僕の肩に捕まって！」

「え、あ……も～章ちゃんには叶わんなぁ～。ありがとう。」

……なんや、あの空気感。

「なんや、あれ。マイナスイオン出すぎとちゃう？

というか、空気感夫婦やないか。」

「やっぱ、すばるも思ってたん？」

すばるくんと横山くんも同しこと思ってたらしい。

……………でも、夫婦て。

すばるくんの言ったことと、自分でも思ったことで、確かにって気持ちとムッとして胸がザワザワした。

ヤスがマルを支えながら、マルの定位置に連れて行っとる。

そのマルは顔がニヤけとるし、赤い。

羨ましいわ…。

そう思うのと同時に心の中に黒いモヤモヤしたものがあるのを感じた。

…………俺、ホンマに章ちゃんのこと好きやな。

マルも亮ちゃんもヤスのこと章ちゃん言うてるけど、1番最初に言うたんは俺やもん。

……と、心の中で小学生みたいなこと思っとったら左側からすごい視線が。

「…………たつ。全部声に出とるで。」

「うぇ？！ホンマに？！…どっから聞いてたん！？」

「ホンマや。

羨ましいわって所からやで。

それより、目付きヤバいで。ずっと眉間に皺寄っとるで。気ぃつけや。」

「……はい。」

信ちゃんに相当前の方から聞かれてたらしくてめっちゃ恥ずい！！

そんでもって、自然と顔に気持ちが出とったらしい。

俺、今までこんなんやったっけ？

調子狂わされとるなー…。