幼馴染さん【緑×青】 (ページ20)

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今の3年生組が1年生の時に作ったこの軽音部は元は空き教室だったためエアコンが無くて、

化学科室や音楽室と書かれた扇風機が2台あるだけで、

フル稼働させても暑いことには変わりがない。

その中で膝枕は接地部分が蒸れてしまう。

が、今僕の太ももで気持ち良さそうに寝てる可愛い子を見てたらそれさえも気にしなくなってまう。

僕が持ってる扇子で寝苦しくならんように扇ぐ。

そうすると、ずっとフリーズしてた大倉が僕の右隣に座った。

「なぁ、マルちゃん」

「はいはい？」

隣を見てみると大倉は切なそうに章ちゃんを見ておった。

大倉自身が口を開くまで待ってみることにする。

しばらくしてから話しだした内容はちょっと予想外のことやった。

「……あんなぁ、俺ヤスのことがわからんねん。」

「どうして？」

「ヤスがな、高校入ってから避けられてた気がするんよ。

かと言って、連絡は取り合ってたんよ。

でも、頑なに会ってくれへんし、どこの高校かも教えてくれんかった。

俺が入学した後もわざと行く時間ズラされてた気もしたし。

………マルちゃんなんか知らない？」

…大倉って案外、感が鋭いんやなぁ。

大倉が言った話は章ちゃんに1年の頃から相談されてた幼馴染の子の話と全く一緒。

やっぱり大倉やったんやなぁ。

僕に聞くってことは何かしら知ってると思ってるんやろな

「………忙しかったとかやない？章ちゃんテストで毎回順位上の方やし、助っ人としてあちこちに参加しとるし。

それに、章ちゃんにも何かしらあったんやない？」

「……そか。ありがとう」

そう言った大倉の顔はよく見えんかった。

けど、その声はすごい切なかった。

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よくわからないオチすみませんm(｡＞__＜｡)m

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