幼馴染さん【緑×青】 (ページ15)

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亮とマルにたまには後ろ乗ってみぃひん？と誘われ、たまにはいいかなと思った。

ふと、大倉のことを見たら大倉は切なそうで行かんといてみたいな顔をしとった。

いや、そう見えるだけなんかな？

だとしても何でそんな目で見てくるんよ…。

…期待しちゃうやんか………。

「えー…じゃあ……大倉んとこかな」

大倉を見るとさっきの表情はなんだったのかってなくらいパァァっとなった。

あぁ、やっぱり兄弟みたいな感覚なんやろな…。

無理なんやろな…と思っても期待させられることばかりされるからもしかしたら？なんて思ってまう。

このアホ大倉…。

そんなことを思ってた時の不意の質問。

「さっき、何で俺を選んでくれたん？」

…………何で聞いてくるんよ。

もし、好きやからって言うたらどうなるんよ…。

もうアホちゃうわ。

大アホや。

「…安田さーん？」

「うーん…なんでやろ？大倉が行かんとってって顔してたからかなー…」

結局本音なんて言えやしない。

言ったところで今の状況は変わってまう。

「え、俺顔出てたん！？」

いや、自分でも気づいてなかったんかーい

「おん、出てたで笑」

この状況に甘えてしまっている自分がアカンなー…

「………なんで気づかないんよ…((ﾎﾞｿｯ」

「なんか言った？」

思わず心の声が出てもうた。

「何も言ってないで！ほら、はよ行ってや！」

「おん！」

本人はあんま気にしてないみたいで良かったわ。

そろそろちゃんと諦めなアカンなー。

ふと、うっすらと出始めてるお月さんを見ながら思った。

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完全に両片思いですね！

はい、両片思いです！