おーくらさんと、仲直り。4 ページ41
.
.
.
.
忠 「・・・どないしてん。」
"章 『いや、用事があってかけたんやけど・・・
もしかして・・・おーくら怒ってる?』"
.
.
.
怒ってはいません。
ただちょっとイライラしとるだけです。←
.
.
忠 「別に?」
"章 『そう?それならええんやけど・・・。
・・・ってか、おーくら。
今近くに、Aちゃんおる?』"
.
.
.
・・・なんやねん。
やっぱ、浮気なんか・・・?
.
.
忠 「・・・・おらんけど」
"章 『そうなん!?
どないしたんやろ・・・・?』"
忠 「―――・・・なあ、ヤs―――・・・」
"章 『つながらへんねん。
さっきから何回も電話かけてるんに・・・』"
.
ヤスに普通に会話を遮られた事に、
少しイラッとする。
.
.
忠 「・・・・なぁ、ヤs―――・・・」
"章 『言いたい事あるんに・・・
Aちゃん、携帯の電源自体オフにしてるんやろか・・・』"
忠 「ヤス!!!」
"章 『はい!!・・はい・・・』"
.
.
.
電話越しから、
少し怯えたヤスの返事が聞こえる。
.
.
.
.
忠 「―――・・・お前・・・、Aと浮気しとるやろ?」
"章 『はあっ!?
そんなんしてへんし!!するわけないやんか!!』"
.
あー・・・・・
アカンわ、完璧キレてる。
.
.
.
・・・せやけど、
ヘタレおーくら。
ここで諦めるわけにはいかへん・・・!!←
.
.
忠 「嘘つけや!!
今朝、見たねんで!?
Aが電話で、楽しそうにヤスと会話しとるとこ!!」
"章 『あぁー・・・・、あれか・・・・』"
忠 「お互い、随分楽しそうに話してたみたいやけど?
彼氏として、他の男と楽しそうに話しとるのは、
見とって不愉快極まりないんやけど。」
.
.
.
・・・すると。
しばらくの間があって、
ヤスが空気を吸い込む音が聞こえて。
.
.
.
"章 『―――・・これ・・・言うてええかどうか分からんけど・・・。
言わへんと、僕の疑いが晴れへんから・・・
・・・言うで・・・?』"
.
.
.
.
そう言って、ヤスは静かな声で・・・・
ゆっくりと、話し始めた。
203人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:しょこら。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Chocolat/
作成日時:2013年2月8日 0時