17.お誘い ページ18
乃木｢うっわぁ〜〜…まじびびった…ガチでしてんのかと…｣
A｢うん、私もびっくりした。｣
あの後、数分放心状態だった私は何が起こったのかを理解出来ずにいた。
しばらく経ってから、自分が何をされたか理解しまたもや半ば放心状態。
男はオオカミってランさん言ってたけど…ランさんこそオオカミなのでは…？？
でも、ほんとにびっくりした…
乃木｢…A、今日から出禁な｣
A｢えなんで？！｣
乃木｢ダメなもんはダーメ。
あんなとこ何が潜んでるかわかったもんじゃねーし｣
A｢誘ったのは乃木じゃん…｣
乃木｢…じゃあ次行く時は俺らの関係が変わってから、な？｣
A｢…う、うん、？｣
なんだろ、女友達から親友に昇格したらってこと…？
乃木｢(あー…この顔…絶対伝わってないやつ…)｣
ーーー
A.乃木｢ただいまーっ！！｣
ユイ｢Aちゃん！！｣
ロッティ｢乃木…！｣
家に入った途端、ユイちゃんにガシッと両手を握られる。
A｢え、ユイちゃん…？｣
乃木｢え？なに？2人ともどしたの｣
ユイ.ロッティ｢映画見に いかない？！/行かないか？｣
乃木｢お、お〜？｣
乃木は なんでそんな圧あるの？って感じだが、私にはわかる。ユイちゃんの考えてることが分かる。
A｢行こう！！｣
きっとデートだ。
2人じゃ気恥しいからって私たちを…そんなの協力するしかないじゃん？！
A｢ね！乃木！行くよね？｣
乃木｢Aまで…
まぁいいけどさ｣
こうして今週の土曜日、4人で映画に行くことが決まった。
と、その前に……
A｢ユイちゃん｣
私は2人に聞こえないよう小声で名前を呼んだ。
ユイ｢うん？｣
A｢せっかくのデートなんだし、服買いに行こうよ｣
私がそう耳打ちすると、ユイちゃんの顔はみるみる赤くなっていった。
多分、デートって言葉に反応したんだろうなぁ。やっぱユイちゃんかわいい。
ユイ｢そ、そうだね…！じゃあ…｣
ーーー
現在時刻21:00
私とユイちゃんは、明日予定があるため早めにベッドに潜った。
もちろん明日の予定はお買い物！ユイちゃんをとびっきり可愛くさせるんだ〜！
ロッティに可愛いって言わせるのが私の目的。
張り切って逆に眠れないかも、という私の心配は杞憂だったらしくすぐ眠りについた。
ーーー
ほのぼの、シリアス同時進行します。へへ。
ーーー
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作者名：霊来 | 作成日時：2023年7月27日 4時
