1.大変？ ページ2
この世には、この世にいるべきでないものが多数存在する。
怨霊、生霊、亡霊といった
幽霊の類---
ーーー
???｢…あれ、なあに？｣
???｢あー？……なんにもなくね？｣
???｢いるよ！とても背の高い女の人…こわい…｣
???｢大丈夫だって！俺がいるもん
ね？だから安心してよ｣
???｢うん……ありがと、乃木くん＿＿＿＿＿｣
ーーー
乃木｢あ…？｣
パッと目が覚め、見慣れた天井が映し出される。
乃木｢……なんか、懐かしい夢見てた気が…｣
まだ寝ぼけている頭で考えてみるが、もう忘れてしまった。
昔の夢なんてきっとろくなものじゃないことは分かる。無理に思い出す必要も無いだろう。
ベッドから出て思いっきり体を伸ばし、自分の頬を叩いた。
乃木｢よしっ、今日もやるぞ！｣
そうやる気を出して俺はリビングへと足を運んだ。
乃木｢ロッティ、ユイちゃんおはよ〜！今日の朝飯なぁに？｣
ユイ｢乃木さんおはよ！今日は目玉焼きだよ｣
ロッティ｢あ、こら！よそ見するとまた怪我を…｣
ユイ｢ふふん、ロッティに沢山教えてもらったからもう大丈夫だよ？目玉焼きなら怪我しなくたってできるし！｣
ロッティ｢う…だが…｣
乃木｢んふふー｣
どこか納得のいかないロッティと自信満々なユイちゃんを見守りながら俺はソファに座った。
この時間帯、テレビなんかやってっかな？
リモコンを手に取り、適当にチャンネルを押してみる。
｢今日の星座占い！あなたの運勢は…｣
｢ドキドキ！ワクワクッキング！今日作って…｣
｢こんにちは！お天気お姉さんです！今日のお天気は〜｣
あ〜、なんか、どれも気になんねーなー。
そう思いテレビをボーッと見つめていると、家のチャイムがリビングに響いた。
ロッティ｢悪い、乃木。出てくれるか？｣
乃木｢ん、あいよー｣
リモコンで電源を消し、ソファから立ち上がって玄関まで行く。
乃木｢どちらさんですかー｣
扉を開けると、オカルトサークルメンバーの見慣れた顔が少し下にあった。
乃木｢おー、マット。どうした？｣
確かに今日はサークルの活動日だ。
だからって家まで来るってことは…なにか面白いことがあったに違いない。
マット｢た、た、大変だよ！！リーダー！！今すぐ来て！！｣
ーーー
2000文字って少なくないすか…？
ーーー
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作者名：霊来 | 作成日時：2023年7月27日 4時
