Five ページ5
涼「あ、A！」
涼太はこちらに気づいて声をかける。
貴『ごめん、急いでるから。
たぁくん、早よ行こ！』
大倉に助けを求めるようにAが言う。
大「お、おん。」
Aに合わせるように大倉が言った。
Aはそそくさとその場を去ろうとする。
涼「A…」
そう呟いた涼太の方をAが振り向く。
振り向くタイミングを見計らったかのように
涼太と楽しそうに話していた女、
藤井夏恋はわざと涼太へ
私に見せつけるようにボディタッチした。
夏「涼太君、私達も戻ろうよぉ。」
ぶりっ子の典型的な話し方で、
藤井夏恋は涼太へ話しかけた。
涼太は満更でもなさそうな顔をして
涼「そうだね。」
と言った。
その様子を冷めた表情で見つめるA。
そして、それに気づいた大倉。
大「なにぼーっとしてんねん笑
収録始まってまうから早よ行くぞ。」
貴『う、うん。』
大倉はAの手を引く。
Aは大倉に手を引かれながら
後ろを振り向いた。
すると藤井夏恋は嫌な笑みを浮かべて
Aの事を見つめていた涼太の腕へ
見せつけるようにしがみついた。
そして口パクでAへ向かって
"私のもの"
そう言った。
続く
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みかん - 寄桜さん、ありがとうございます!!楽しみと言っていただけて嬉しいです。 (2019年3月13日 0時) (
レス) id: 731b805a0d (このIDを非表示/違反報告)
寄桜 - 更新楽しみにしてます！ (2019年3月13日 0時) (レス) id: 20396adf8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかん | 作成日時：2019年3月12日 21時
