同性の告白 ページ44
トウマ「A、学校行こう？」
A「はい」
僕はいつも通りAと学校に行く
生まれ変わったってことは、きっとAにもスピリットがあるはず
そうでしょ？
A
人間のままでもいいかなって思ったりする
顔も性格も同じだし、何より…寿命が同じだから
でもやっぱり何か違う
今の姿でもいいと思うけど
僕が好きだったのは妖怪のAで
人間のAじゃ無いと思う
A「今日のテスト、難しそうですね」
トウマ「うん。そうだね」
こんな何気ない会話が幸せだって事
気づかなかった
でも、結局告白は出来ないまま
ずっと好きだったって言わないと
言えなくなる前に
Aがいなくなってしまう前に
トウマ「ねえ、A「Aちゃん！」…」
A「姫乃さん…」
アヤメ「アヤメでいいって言ってるのにー！それより、今日の放課後用事ある？」
A「いえ、ありません」
アヤメ「よかった！ちょっと伝えたいことがあるから、家に行くね！」
A「はい。分かりました」
アヤメ「じゃあ私日直だから！またね！」
アヤメさんは僕の横を通り過ぎる時に、小さい声で言った
アヤメ「…トウマ君ばっかりずるいよ」
トウマ「！」
走っていくアヤメさんの後ろ姿を見つめる
アヤメさんはもしかしてAのこと…
〜放課後〜
ピンポーン
アヤメさんがAの家のインターホンを押す
ガチャ
A「はい」
アヤメ「Aちゃん！あのね、伝えたい事なんだけど…」
A「何でしょう」
僕はドア越しに会話を聞く
アヤメ「…私を助けて」
A「…何があったんですか？」
アヤメ「私ね、Aちゃんのこと恋愛として好きなの…どうしようもないくらいに…」
A「…そうですか」
アヤメ「だからね…私と付き合ってくれる…？」
…
A「…ごめんなさい」
アヤメ「！」
A「私は一度として姫乃さんを恋愛対象として見たことはありませんし、第一異性と付き合うつもりなので…それにはお答えできません」
アヤメ「…そっか…そうだよね…ごめんね。変なこといって」
A「いえ、良ければ今後も仲良くしてください」
アヤメ「…うん」
良かった
断ってくれて
アヤメさんには悪いけど、Aは渡さないよ
…ざまあみろ
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日依(プロフ) - はじめまして、日依と申します!アンデルさんに質問ですが、短編集を探したのですけど見つからないので消しちゃったのですか?もし人違いでしたらすいません。 (2023年1月21日 8時) (
レス) @page35 id: 9925c69d4f (このIDを非表示/違反報告)
アンデル - 地炎 美羅さん» うわ！ほぼ当たってる！ (2019年4月6日 16時) (レス) id: 8be82b0ba7 (このIDを非表示/違反報告)
地炎 美羅(プロフ) - アンデルさん» 夢主が思い出して妖怪になるのは当たってたけどまさか100年後を書くとは？！ (2019年4月6日 15時) (レス) id: 58dbd0a658 (このIDを非表示/違反報告)
アンデル - 地炎 美羅さん» ええ！？分かっちゃったんですか！？ (2019年4月6日 14時) (レス) id: 8be82b0ba7 (このIDを非表示/違反報告)
地炎 美羅(プロフ) - アンデルさん» 何となく分かりました…あっているのか不安ですが… (2019年4月6日 14時) (レス) id: 58dbd0a658 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アンデル | 作成日時：2019年3月23日 22時
