知っている鬼 ページ43
ガチャ
A「…ただいま」
私が家に帰ってリビングに行くと、知らない黒髪の男の人がいた
A「…誰ですか？」
私がそう問うと、男の人は目を見開いて私の顎を掴んだ
ハルヤ「お前…」
私が瞬きをすると、その男性は別の姿に変わっていた
赤い髪、赤い目、大きな二本の角
その姿は間違いなく鬼
だが、一瞬綺麗だと思ってしまった
A「…離してもらえますか？」
ドンッ
壁に押し付けられる
酒呑童子「離さない」
ピンポーン
インターホンが鳴った
酒呑童子「チッ…邪魔が入ったか…」
鬼が呟く
酒呑童子「必ず迎えに行く。待っていろ」
A「…」
そう言って鬼は消えた
ピンポーン
インターホンが鳴っているのに、足が動かなかった
A「…父さん…」
口から自然と出た言葉
ポロッ
…？
私はあの人を知っている気がする
涙が出るのは何故だろう
出すつもりはないのに、次々と溢れてくる
私は…あの人と関係があった？
それも…とても強い関係
ズキッ
A「痛い…！」
急に激しい頭痛に襲われる
しばらくすると痛みはなくなったが、今まで何をしていたか忘れてしまった
インターホンはもう鳴っていなかった
一体なんなんだ…
何故こんなに変なことが起きる？
私がここに来てからずっと…
私には何かが足りない…何かが足りない
今会った鬼
顔は見たことがある気がする
でもそれだけ
それ以外の事実は分からない
それだけが確か
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日依(プロフ) - はじめまして、日依と申します!アンデルさんに質問ですが、短編集を探したのですけど見つからないので消しちゃったのですか?もし人違いでしたらすいません。 (2023年1月21日 8時) (
レス) @page35 id: 9925c69d4f (このIDを非表示/違反報告)
アンデル - 地炎 美羅さん» うわ！ほぼ当たってる！ (2019年4月6日 16時) (レス) id: 8be82b0ba7 (このIDを非表示/違反報告)
地炎 美羅(プロフ) - アンデルさん» 夢主が思い出して妖怪になるのは当たってたけどまさか100年後を書くとは？！ (2019年4月6日 15時) (レス) id: 58dbd0a658 (このIDを非表示/違反報告)
アンデル - 地炎 美羅さん» ええ！？分かっちゃったんですか！？ (2019年4月6日 14時) (レス) id: 8be82b0ba7 (このIDを非表示/違反報告)
地炎 美羅(プロフ) - アンデルさん» 何となく分かりました…あっているのか不安ですが… (2019年4月6日 14時) (レス) id: 58dbd0a658 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アンデル | 作成日時：2019年3月23日 22時
