ケースケ:怖がりな俺に ページ24
俺は今、Aの前にいる
本当は怖かったけど、勇気を出して部屋に入れた
ケースケ「A、本当に死んじゃったのかな…」
そう考えたりもするけど、今のAは明らかに血の気がなくて真っ白だ
…そんなところも綺麗だな。なんて思う
ケースケ「A、俺さ…未だに怖がりなんだ。いつもは否定してたけど、もう無理だよね」
でも、前はもっと怖がりだった
今でもマシな方だ
今みたいになれたのは、Aと出会った時
ケースケ『はあ…』
俺は河川敷でため息をついた
何故かって？
…みんなが俺のこと怖がりっていうから、強くなれなくて落ち込んでたんだ
A『どうかしたのか？』
そんな時、声をかけてくれたのがAだった
ケースケ『え…？』
A『あ…いや、なんか困ってるみたいだったから』
ケースケ『…みんなに怖がりだって笑われてさ。俺、強くなれない自分が嫌なんだ』
A『…私はそのままでいいと思うけど』
ケースケ『え？』
A『誰だって怖がることは絶対あるだろ。逆に、最初から強い奴なんているのか？』
ケースケ『確かに…』
A『色んな経験をして、みんな強くなっていくんだ。君もいつか、ケータみたいに強くなっていけるさ』
ケースケ『…うん！そうだよね！ありがとう！…あれ？でもなんでお父さんの名前を…』
A『…ま、知らない方がいいこともあるけどな！』
ケースケ『なにそれ！教えてよー！』
A『ははっ！じゃあまたな！』
ケースケ『もー！』
…あ、いつのまにか不安が消えてる
あの時Aがそう言ってくれたから、俺は怖がりってことに悩まなくなった
でも、やっぱり怖がりなのは治らない
怖がりを隠そうとしたのは、自分を強く見せようとしていたから
本当はすごく怖いのに、震えながらいつも強がってた
みんなには怖がっているのは分かってたみたいで、いつも守られていた
ケースケ「ねえ、A。プレゼントでくれたサッカーボールを持ってると、すごく勇気が出てくるんだ。なんでかな？」
『ケースケ、何事にも怖がらずに、強くなれ』
どこかで聞こえた気がした
ケースケ「…別に怖がってないし」
俺は決まった台詞を言って、目から涙を流した
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日依(プロフ) - はじめまして、日依と申します!アンデルさんに質問ですが、短編集を探したのですけど見つからないので消しちゃったのですか?もし人違いでしたらすいません。 (2023年1月21日 8時) (
レス) @page35 id: 9925c69d4f (このIDを非表示/違反報告)
アンデル - 地炎 美羅さん» うわ！ほぼ当たってる！ (2019年4月6日 16時) (レス) id: 8be82b0ba7 (このIDを非表示/違反報告)
地炎 美羅(プロフ) - アンデルさん» 夢主が思い出して妖怪になるのは当たってたけどまさか100年後を書くとは？！ (2019年4月6日 15時) (レス) id: 58dbd0a658 (このIDを非表示/違反報告)
アンデル - 地炎 美羅さん» ええ！？分かっちゃったんですか！？ (2019年4月6日 14時) (レス) id: 8be82b0ba7 (このIDを非表示/違反報告)
地炎 美羅(プロフ) - アンデルさん» 何となく分かりました…あっているのか不安ですが… (2019年4月6日 14時) (レス) id: 58dbd0a658 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アンデル | 作成日時：2019年3月23日 22時
