アキノリ:勇気をくれた彼女 ページ22
Aの部屋に入ると、黄色い花が置いてあった
誰が置いたんだろう？と思いながら畳に座る
まあ俺も花持ってきてるけど
…今見ると、Aの顔って整ってるんだな
アヤメさんしか見てなかったから気づかなかった
…俺が妖術を普通に使えるようになったのは、Aに出会ってからだった
『こいつ手からビーム出すんだって！』
『気持ち悪ー！』
『ヒーロー気取りかよ！』
俺は妖術が使えるせいで、周りからいじめられていた
だから、俺はこの妖術が大嫌いだった
A『…おい』
聞こえたゾッとするような低い声
A『今なんつった？』
『え…』
『お前誰だよ！』
『そうだ！口挟むな！』
A『では聞くが、お前達は困っている人がいても知らないふりをするんだな？』
『それは…』
A『それに、この子はお前達よりも強い力を持っている。いわば、お前達は弱いという事だ』
『なんだと！』
A『…自分が普通だからって調子乗るなよ。世の中には普通じゃない人だってたくさんいるんだよ』
『ひっ…』
A『…この子に謝れ』
『はあ？なんでそんな事…』
A『早く謝れ！！』
『ぐすっ…はい…』
『『『ごめんなさい…』』』
A『…二度といじめんなよ。その事を周りの奴らにも伝えとけ』
『はい…』
そう言ってみんなは走っていく
アキノリ『あの…ありがとう…』
俺がそういうと、Aは俺の頭を撫でた
A『君のその力は、誰かを守るためにある。たくさん修行して、誰か守りたい人ができたら…その力を発揮しなさい。愛しい人を守るために、強くなれ』
さっきとは違う優しい声で、俺を勇気付けてくれる
アキノリ『…うん』
A『またな』
アキノリ『うん！ばいばい！』
あの時、Aが勇気をくれたから
俺は妖術を使えることに誇りを持てた
もっと強くなろうって思えた
俺、アヤメさんが好きだからさ
今までより強くなるよ
…アヤメさんっていう大切な人を守るために
アキノリ「A、俺達はずっと友達だ」
俺は持ってきたゼラニウムを置いて、部屋を出た
ゼラニウム
「真の友情」
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日依(プロフ) - はじめまして、日依と申します!アンデルさんに質問ですが、短編集を探したのですけど見つからないので消しちゃったのですか?もし人違いでしたらすいません。 (2023年1月21日 8時) (
レス) @page35 id: 9925c69d4f (このIDを非表示/違反報告)
アンデル - 地炎 美羅さん» うわ！ほぼ当たってる！ (2019年4月6日 16時) (レス) id: 8be82b0ba7 (このIDを非表示/違反報告)
地炎 美羅(プロフ) - アンデルさん» 夢主が思い出して妖怪になるのは当たってたけどまさか100年後を書くとは？！ (2019年4月6日 15時) (レス) id: 58dbd0a658 (このIDを非表示/違反報告)
アンデル - 地炎 美羅さん» ええ！？分かっちゃったんですか！？ (2019年4月6日 14時) (レス) id: 8be82b0ba7 (このIDを非表示/違反報告)
地炎 美羅(プロフ) - アンデルさん» 何となく分かりました…あっているのか不安ですが… (2019年4月6日 14時) (レス) id: 58dbd0a658 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アンデル | 作成日時：2019年3月23日 22時
