トウマ:寂しさで溢れた空間 ページ20
僕は今、眠るAの前にいる
一輪の花を持って
Aが死んでから食事もあまり食べていないし、睡眠も取れていない
「寂しい」
それだけでは表せない
Aといるだけで幸せだった
Aが笑うと僕が笑って
両親がいない寂しさなんて忘れるほど、楽しかった
あの日々はもう来ない
Aはいなくなってしまった
Aと出会ったのは、僕がまだ5歳くらいの頃
大怪我をしたAを手当てしたのが始まり
A『ん…』
トウマ『あ…目が覚めた…』
A『ここは…うっ！』
トウマ『まだ動かないで！』
A『貴方は…』
トウマ『僕は月浪トウマ。君は大怪我をして倒れてたんだ』
A『…そうか…私はあの時、頭に鉄が落ちてきて…』
トウマ『手当はしたけど、もう少し寝てた方がいいと思う。まだ痛みはあるだろうから…』
A『申し訳ありません…』
トウマ『君、名前は何て言うの？』
A『Aです』
トウマ『A…よろしくね』
それから数日後
Aの怪我は完治した
トウマ『怪我、治ったの？』
A『はい、本当にありがとうございました。何かお礼をさせていただきたいのですが…』
トウマ『じゃあ…ずっとここにいて』
A『え…？』
トウマ『僕ね…お父さんもお母さんも忙しいから、いつも一人なんだ。だから、Aと一緒にいたら楽しいだろうなって…駄目…？』
A『…はい。私に出来ることならなんでもしますよ(ニコッ)』
トウマ『ありがとう…///』
でね、一緒にいたんだけど
僕が鬼まろの力で暴れたことがあったよね
あれはAを守る力が欲しかったから
Aに恩返しがしたかったから
でもそれは仇になって
みんなに迷惑をかけた
それでもAは、僕を否定しなかった
A『トウマがやりたいなら私は止めません。ですが、それが間違いなのであれば私は全力で貴方を止めます』
そう言ってくれたよね
Aが僕を止めたって事は、それが間違いだった事
僕は自分の感情に囚われて、間違いに気づこうとしなかったんだね
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日依(プロフ) - はじめまして、日依と申します!アンデルさんに質問ですが、短編集を探したのですけど見つからないので消しちゃったのですか?もし人違いでしたらすいません。 (2023年1月21日 8時) (
レス) @page35 id: 9925c69d4f (このIDを非表示/違反報告)
アンデル - 地炎 美羅さん» うわ！ほぼ当たってる！ (2019年4月6日 16時) (レス) id: 8be82b0ba7 (このIDを非表示/違反報告)
地炎 美羅(プロフ) - アンデルさん» 夢主が思い出して妖怪になるのは当たってたけどまさか100年後を書くとは？！ (2019年4月6日 15時) (レス) id: 58dbd0a658 (このIDを非表示/違反報告)
アンデル - 地炎 美羅さん» ええ！？分かっちゃったんですか！？ (2019年4月6日 14時) (レス) id: 8be82b0ba7 (このIDを非表示/違反報告)
地炎 美羅(プロフ) - アンデルさん» 何となく分かりました…あっているのか不安ですが… (2019年4月6日 14時) (レス) id: 58dbd0a658 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アンデル | 作成日時：2019年3月23日 22時
