一人には ページ13
空天『余計な事をするな…!お前達まで命を狙われるぞ!』
A『それでも良い!自分を守りたくて仲間を見捨てる奴があるかよ!』
玄冬『ああ!』
ガチャ
三人『な…!?』
月明かりに照らされた沢山の影
それは、空天をはめた鬼族達だった
A『てめえら…!』
一匹の鬼族が合図をした瞬間、鬼族が地面に降りた
玄冬「我々も、ようやく思い出しました。空天は陥れられ、朱夏様と引き裂かれたのです」
朱夏「!!」
空天「朱夏様、私は妖魔界と…そして貴方とAを守ることが自らの定めと信じておりました。しかし、私は裏切り者の汚名を着せられ、死の果ての牢獄に入れられたのです。その後の記憶は定かではありませんが、私は陥れた者への憎悪と真実を伝えられない無念さから、空亡に成り果ててしまったのです…!」
ケースケ「そうか…空亡が姉ちゃんにこだわっていたのは…」
アヤメ「ただ、本当のことを知って欲しかったんだね…」
空天「申し訳ありません…私の心が弱かったばかりに…!」
朱夏「…謝るな。空天」
空天「!」
朱夏「悪いのは妾じゃ…お前を最後まで信じることができなかった…そのためにお前を、長い間苦しめてしまった…!すまぬ…空天…!」
朱夏様は涙を流す
空天「朱夏様!」
朱夏「心が弱かったのは妾の方だ…他者の言葉に惑わされ、お前を疑ってしまった…最後まで信じるべきだった…妾に尽くしてくれたお前の心と、自分の気持ちを…許してくれ…空天…!」
シュン
空天が宙に浮かぶ
空天「貴女に真実が伝えられて良かった…」
空天は私の元へ来た
空天「A、本当にすまなかった…」
A「心配するな…私もすぐにそっちへ行く…先に行って、待っててくれないか…?」
空天「ああ、勿論だ。いつまででも待つ」
空天は私の頰にキスをした
空天「これでもう、思い残すことは何もありません…」
朱夏「空天!」
ナツメから朱夏の人格が飛び出す
朱夏「もうお前を一人にはさせん…これからは…」
空天「…はい。いつまでもお側に」
玄冬と白秋も二人から出て、空天や朱夏様と共に消える
夕焼けに向かい、二羽の鳥が飛び去った
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日依(プロフ) - はじめまして、日依と申します!アンデルさんに質問ですが、短編集を探したのですけど見つからないので消しちゃったのですか?もし人違いでしたらすいません。 (2023年1月21日 8時) (レス) @page35 id: 9925c69d4f (このIDを非表示/違反報告)
アンデル - 地炎 美羅さん» うわ!ほぼ当たってる! (2019年4月6日 16時) (レス) id: 8be82b0ba7 (このIDを非表示/違反報告)
地炎 美羅(プロフ) - アンデルさん» 夢主が思い出して妖怪になるのは当たってたけどまさか100年後を書くとは?! (2019年4月6日 15時) (レス) id: 58dbd0a658 (このIDを非表示/違反報告)
アンデル - 地炎 美羅さん» ええ!?分かっちゃったんですか!? (2019年4月6日 14時) (レス) id: 8be82b0ba7 (このIDを非表示/違反報告)
地炎 美羅(プロフ) - アンデルさん» 何となく分かりました…あっているのか不安ですが… (2019年4月6日 14時) (レス) id: 58dbd0a658 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アンデル | 作成日時:2019年3月23日 22時