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小さな脳筋幹部さん ページ5

「ただいま帰りましたー」
なんて酷く陽気な声で言ってみる。そうやって気軽に声を掛けても帰ってくるのは堅苦しい黒服の挨拶と



「A手前!!またどっかほっつき歩きやがって!!」

なんていう怒声と鋭い蹴り。まぁ、それもヒョイっと避けてしまうのが僕ではあるのだけど。

「相変わらず中也さんは気性が荒いですねー、流石脳筋」

そう言ってケラケラと笑ってみると途端にひたいに青筋を浮かべるんだから面白い。

この人は中原中也さん。小さな身長と鋭い目つきを持つ、俺の直属の上司だ。

いやぁ、初めてあった時は子供かと思って話しかけたのはいい思い出だ。その日僕は人が怒ると怖いということを学んだ。

それでも中也さんは一様ポートマフィア五代幹部の一人、大体のマフィアの動きなら知っているはず、

「ねぇ、中也さん。人虎については、何処まで分かってるんですか?」

怒る前に…と言うことでそんな事を聞いてみる。まあこれはやつがれ君の仕事だから中也さんも把握はしてると思うし?

それに「何でお前がそれを?」ブツクサと言いつつもちゃんと思い出して教えてくれるからありがたい。

「ああ、その事なら大体の目安は付いてるらしい、まぁ、俺も詳しくは知らないがな。」

スッと帽子を被りなおしツバをツツっとなぞりながらそうやって言う中也さんは正直言ってカッコいい。まぁ本人には伝えてやらないのだけど。

「でもなんでそんな事を聞いたんだ?」

そう言って本当に分からなさそうに首を傾げる中也さんに僕ははぐらかすような笑顔を送る。

ねぇ、人虎。多分君はこの大きな交戦の中に入っていくはずだ。それが吉と出るか凶と出るかは誰も分からないだろうけど。

「久しぶりに楽しくなるなぁ」

小さく小さく呟いたその言葉は中也さんには届かず、またその様子に僕は口元に弧を描くのだった。

__________________
さーせん、世界観が手探りでwww

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ちしゃ肉 - 読んでて楽しいです!続きまってます! (2017年3月27日 21時) (レス) id: bacc85789b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:クラマ 朧月夜 x他1人 | 作者ホームページ:p://  
作成日時:2016年11月13日 16時

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