やつがれ君はご立腹 ページ14
僕から見てやつがれ君が見えると言うことはやつがれ君から見ても僕が見える距離…、しかもさっきまであんなに騒いでたからバレている、と言う可能性もあるわけで…
「太一、僕逃げ「Aさん」
遮られたっ、やっぱりあっちも気付いてたのかー、なんて心の中でヤバイヤバイと思いながらも顔にはなんてことない笑顔を貼り付けて見せてやつがれ君に笑う。
「やぁ!やつがれ君!今日も任務ご苦労様〜」
そう言いながら手をヒラヒラと振ってみるも相変わらず無表情でこちらを見つめるやつがれ君。うん、正直言ってムッチャクチャ気まずい…。
「…Aさん、今日は任務が延期になったとはいえ明日は遅刻しないでください」
僕(やつがれ)が迷惑です。とゴホゴホと咳をしながら言うやつがれ君、うん怒ってたのね。怖いよ
「遅刻?今日は結局なくなったんだしまぁいいじゃん?結果オーライだって〜」
誤魔化し誤魔化し言ってみるが依然態度変わらず、うん、僕ってそこまで好かれてないよね。
なんて今更なことを考えてみるも別に好かれていたい、って言う訳じゃないからどうでもいいけど。
「まぁこの話は明日また僕が遅刻したらでいいじゃん!僕これから太一と話すことがあるからね、じゃあね!」
結局何も言ってこなかったやつがれ君との会話を無理矢理切り上げてずっと幹部二人に挟まれてオロオロしていた太一の手を引きその場を強引に去ったのだった。
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しばらく更新してなかった朧月夜です、占ツクもまともに開いてませんでした…。これからは頑張らねばっ!
nextくらま
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ちしゃ肉 - 読んでて楽しいです!続きまってます! (2017年3月27日 21時) (レス) id: bacc85789b (このIDを非表示/違反報告)
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