黒服の名前 ページ12
「ほんっと散々だった…」
なんて言いながら大袈裟に息を吐きポケットに手を突っ込む。なんであんなところで会ったんだろ？ほんっと嫌になっちゃう…。
「そういえば、ありがとうねー。迎えに来てくれて」
お陰で助かっちゃった、なんて満面の笑みを浮かべて言いながら迎えに来てくれた黒服くんを見る。まぁかっこいい部類には入るのかな、というぐらいの少し人よりも良い顔立ちと筋肉質な体。染めたことなんか一回もなさそうな黒髪はサラサラしてて綺麗だ。
「いえ！花太郎さんが助かったのなら良かったです！」
少し声は大きいけど素直で良い子の様子。お礼を言われて嬉しそうに笑ってるしね。にしても花太郎って名前いつまで信じてるの…
「ねぇ、黒服くん」
そう言ってニコッと笑いながら声をかけるとビシッと背筋を伸ばし返事をするんだから面白い。
「僕の名前は花太郎じゃなくてA、よろしくね？それで…黒服くんはなんて言うの？」
なんて言いながら首をかしげるサイドの髪が顔に少しかかるがそんなの気にしない。相手が緊張してるようだがしーらないっと、僕は君のこと気に入っちゃったんだよなぁ…
そう思っていると黒服くんは元気よく声を出し自己紹介を始めた
「はいっ！名前は朝比奈太一と申します！」
自己紹介の後小さな声であとこれ言うの2回目です、と言ったを無視して上機嫌で話しかけた。
「そっかー！これからよろしくね？太一っ」
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シリアスなんてあってないようなもんや(え)黒服くんお気に入りなので性格作ってやった❤
nextクラマ
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ちしゃ肉 - 読んでて楽しいです！続きまってます！ (2017年3月27日 21時) (
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