“ My Cinderella girl 2 ” (ページ32)

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Episode82 ページ32

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話は早い方がいい。
クリスマスがもうすぐ来ちゃうもん。

“仕事終わったら、私の家来れる？”

“ん？行けるけどどした？”

“話があるの。”

“わかった！終わったら行くわ！”

今日で廉とはまたただのお隣さんに戻るんだ。
3ヶ月くらいは気まづいけどね。
それが終わればもう会うことも無い。

最後に料理作ろうかなって思ったけどやめた。
リナちゃんに作って貰えばいいもん。

ピンポーン

ガチャ

｢おつかれさま…。｣

｢Aから呼び出しとかびっくりしてんけど！(笑)｣

｢急にごめんね。｣

｢いやええよ！んで話って？？｣

心臓がドキドキ言ってる。
だってこれ言っちゃったら…ね？
もうこうして向き合って喋ることも無いもんね。

｢クリスマスと、27日、会えなくなっちゃった。｣

｢…え？？｣

｢会えないって言うか…なんて言うんだろ…。｣

本当は会いたいよ。
一緒に過ごしたいよ。
誕生日も廉にお祝いしてもらいたいよ。

その言葉をグッと堪える。
でも口を開いたのは廉だった。

｢あー、あの大人っぽいデキる男みたいなやつ？｣

｢え？｣

｢俺さ、見てもーてんな。そいつのこと好きなん？｣

｢なに言ってるの…？｣

｢いやそこ誤魔化さんでも。(笑)会社のやつやろ？｣

｢西園寺さんのこと…？｣

びっくりした。
廉が見てたこと知らなかった。

でもそれ以上に廉の言葉が私を傷付けた。

そこには私の知らない廉が居た。

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