Episode64 ページ14
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｢Aちゃんはさぁ、廉をどう思ってるの？｣
｢えー、紫耀、それ聞いちゃう？(笑)｣
｢いいじゃん、気になるんだもん。｣
どういう状況かって？？
私の家で目の前に紫耀くんと海ちゃんがいる。(笑)
なんか仕事から帰ってきたらドアの前に居た。
あ、廉の家の前ね。
約束してて来たのに廉が家に居ないらしい。
せっかくだから話そうよってなって…。
なんか今こうやって私の目の前に座ってる。(笑)
｢廉のこと？…好きだよ。｣
2人揃って“きゃあ〜”とか言ってるよ。(笑)
まあいつかどうせバレることだもん。隠せないし。
｢じゃあさじゃあさ、告白しないの？？｣
わんこみたいな目で聞いてくる海ちゃん。
興味津々な犬みたいでほんと可愛い。
｢しないよ〜。気持ちが伝わらなくてもいいの。｣
｢それはさ…廉がこの職業だから？｣
｢うん。一般人とアイドルだよ？現実的じゃないよね。廉にはキラキラしたアイドルとか女優さんが釣り合うと思うし、友達だと思ってるのに、私から告白なんてされたら困るでしょ。｣
2人が顔を見合わせてる。
なんか変な空気にさせちゃったかな？
｢自分の気持ちに嘘つくのはしんどいから、好きじゃない！とかは思ってないよ、好きだよちゃんと。｣
｢んー、なんかね、難しいんだけど…｣
口を開いたのは紫耀くんだった。
｢俺たちは確かにアイドルで、ファンも居る。だからって恋愛しません！って訳では無いよ。それはなんとなくAちゃんも分かるよね？｣
｢うん。｣
｢じゃあその相手は？ってなるけど、キラキラしたアイドルとか女優さんがお似合いってAちゃんは言ったけど、それは決めつけだよ。｣
｢え、ごめん…。｣
｢怒ってないよ！(笑)だからなんて言うんだろ、俺が言いたいのは、一般人、芸能人、じゃなくて、1人の人間として俺達だって人を好きになるから、、｣
｢うん、｣
｢絶対付き合えないとか思わなくていいと思う。｣
｢｢むしろ俺達はお似合いだと思ってるよ。｣｣
予想外だった。
思いがけない反応にびっくりした。
｢それって…｣
｢応援してるってこと！！｣
｢ほんと…？｣
｢嘘はつかないよ。(笑)俺も海人も他のメンバーだって、Aちゃんなら絶対応援するよ。｣
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作者名：くらげちゃん | 作成日時：2021年9月26日 8時
