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突然 ページ5
その男は見覚えがあり、この本丸の報告書にも載っていた顔だった。
へし切長谷部。打刀。
審神者に忠誠を最後まで誓っていた刀剣男士。
そう書いてあったのを覚えている。
長｢………誰だ｣
呑気にそんなことを思っていれば、目を覚ましたのか私を敵だと認識した目で睨まれる。
そして、
｢誰だ、と言っている！｣
突如刀を向けられた、と思えばそのまま振りかぶられた。
｢…(遅い)｣
初めて真剣を向けられたが、咄嗟に避けることが出来た。
誰だ、だったか。
｢私はここの本丸の審神者に任命された、No.2だ。｣
｢へし切長谷部、よろしく頼む｣
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作者名：くらげ | 作成日時：2020年8月19日 2時
