重いかどうかは人による:Tetsuya ページ1
｢うちくる？｣
『...行きます』
所謂合コンで出会った派手な服を来たやんちゃな男の子。はたまた私は冴えないOL。何に興味を持ったのか全く分からないけど、彼は私に連絡先を聞いてくれた。
礼儀として聞いてくれただけだと思っていたものの、何度もお誘いをくれて、私より歳下な事とか仕事は今流行りのYouTuberな事とか昨日買ったとんでもない金額のお洋服だとかそんな話をしてくれた。
3度目に会う夜、素敵なバーに誘われて帰ろうと思ってた矢先に言われた言葉。酔いに任せて着いてきてしまったけど早速後悔し始めてる。
これ、絶対にするじゃん？
｢どしたん、入らんの？｣
『あー、はい。』
家に上がらせてもらってリビングに入ると早速お酒を勧められた。
『いただきます...』
｢なぁ、なんで敬語のままなん？｣
『仕事柄の癖です。』
｢そろそろフランクに話してみんか〜〜〜！！｣
『うん...？』
｢下手！俺ばっか前のめりで恥ずいやん！！｣
『前のめり...？』
｢だーーー！！もう！わざとわからん振りしとるん？大人なんやから分かるやん！狙ってんの！Aちゃんの事！｣
耳を赤く染めてそう叫ぶ彼は、ぽかんと口を開ける私の顔を見て鼻の上に皺を寄せる。
｢ええい！！聞いとるんか！！｣
『それは...あの、身体の関係、的な事ですか？』
｢ちーがーうー！！！｣
何かを言おうとした彼は、何かを噛み締めるように口を閉じ顔を伏せた。
『...てつやくん？』
｢それって、脈ナシって事やんね？｣
『ちが、』
｢え？違うん？｣
『や、あの、』
｢俺もチャンスある？｣
凄い勢いで近寄る彼はまるで私をソファーに押し倒すかのように身を乗り出した。私はお酒の勢いを借りて彼の首に腕を回した。
｢これって、いいって事？｣
『...うん』
｢ありがとう｣
彼の唇は思っていたよりも冷えていて、彼の吐いた鼻息からはタバコの匂いが香る。私きっとお酒臭いんだろうな、なんて色気の無いことを考えながらソファーに倒れ込んだ。
｢...いい？｣
『ぁ、私、初めてで...ごめんなさい...』
｢なんで謝る？いいの？俺で。｣
『初めてとか重くない...？』
｢全然。優しくします。｣
『お願いします...』
彼の唇が触れる1秒前、ふと思い出して口を開いた。
『ちなみに、病気とかないですよね...？』
｢ないわ！失礼な！！俺そんなちゃらんぽらんじゃない！｣
『ちゃらんぽらんですよ？』
｢あーこいつ、バカ抱いてやろ...｣
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むう - めちゃくちゃ大好きです！これからも応援してます！ (2022年5月7日 22時) (
レス) @page37 id: 0b4c79d36c (このIDを非表示/違反報告)
ぴあ(プロフ) - りあさん» ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします！ (2020年12月11日 17時) (レス) id: e3e12464ab (このIDを非表示/違反報告)
りあ(プロフ) - モーニングルーティンの小説とても好きです。これからも更新楽しみにしています。 (2020年12月8日 16時) (レス) id: 1311488687 (このIDを非表示/違反報告)
ぴあ(プロフ) - かりんとうさん» 具体的なシチュエーションなどはございますか。あれば助かります。 (2020年11月3日 15時) (レス) id: e3e12464ab (このIDを非表示/違反報告)
かりんとう(プロフ) - 初めまして、良ければワタナベマホ君の小説を書いて欲しいです！！ (2020年10月30日 10時) (レス) id: 4f5e255211 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴあ
| 作成日時：2020年3月11日 21時
