国見英生誕祭2016をみんなで盛大に祝おうではないか!!【ハイキュー!!】

Mine*8 ページ10

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パンパンパーン!!

部室に入った瞬間、大きな音と同時に、視界がカラフルに染まる。




｢えっ｣




よく見ると、それはたくさんのクラッカーで。





｢せーのっ!!｣

｢『｢国見、お誕生日おめでとう！！！｣』｣





開けた視界の先には、笑顔のチームメイトたちの姿があった。


なぜか、卒業したはずの3年生まで混ざってクラッカーを鳴らしている。


とっさのことで、うまく言葉がでなかった。





――嬉しかった。





やっぱり俺、ここに来て良かったんだ。

心からそう思えた。






｢……えーと、ありがとうございます｣






何とか絞り出した言葉は、素っ気なかったけど。





｢うんうん!! いいんだよ可愛い国見ちゃんのためだからね!! 遠慮はいらないよっ!!｣

｢とか言ってるけど企画は2年だからなー。こいつには感謝しなくていいぞ｣

｢おうおう国見、俺たちがいなくてさみしかったかー?｣





｢……うるさいですよ｣





込み上げてくる色んな気持ちが重なって、混ざりあって、どんどん色鮮やかになっていく。




この気持ちを、伝えたい。

君のおかげで、俺は今、こんなに幸せだって。





自然と、笑みがこぼれた。





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