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紬 side
「大切なのは気持ち、か。思ったよりいいこと言うな」
『ヒロキ君、どうかしら?いいアドバイス貰えた?』
「うん!電話ありがとう!」
『いいえ〜、大丈夫よ』
そのままお会計を済ませて小走りに帰っていくヒロキ君を見送り、ヒロにお礼のメールを送ると萩原の方が適任では無いのか、と疑問が来る
そして返信したら納得された
萩原に対する認識は同じみたい
「皆さん楽しそうですね」
「お、安室さんじゃねぇか」
いつの間にかカウンターにいたファンクラブはいなくなっていて、食べ終わった食器を下げるためにお盆を持ったゼロが会話に混ざる
いつ聞いていたのか、私たちの話題は把握していた
「昨日お邪魔した常連さんの家でなにか考えていたのは、そういうことだったんですね」
「あの歳で恋愛相談するもんなんだね〜」
「俺はサクラとヒロの旦那が付き合った経緯の方が気になるけど」
「あ、それ俺も!大学の時は全くそんな雰囲気なかったのに、いつの間にかくっついてたよね」
大学は萩原と違う…いや、そういう設定だったっけ
あれでもそこら辺全然考えてないから言えない
「確かにそうですね。ぜひ聞かせてください」
『用事思い出したから先帰る』
「おい逃げるな!」
『またね!あ、これ代金です!』
テーブルにお金だけ置いて逃げるように店を出る
後ろからなにか叫ばれたけど無視だ無視
帰り道、そこら辺の細かい設定も決めた方がいいのかな?と送ったメールによってヒロが再びむせて、風見さんに心配そうな目を向けられていたのをこの時の私はまだ知らない
〜〜〜〜〜〜〜〜
諸伏さん出せた!!…と思ったけど、結局爆処コンビと安室さんが多くなってしまった…なんで!?
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作者名:夜矢七星 | 作成日時:2022年7月28日 9時