検索窓
今日:56 hit、昨日:21 hit、合計:18,910 hit

258 ページ8

紬 side


「大切なのは気持ち、か。思ったよりいいこと言うな」

『ヒロキ君、どうかしら?いいアドバイス貰えた?』

「うん!電話ありがとう!」

『いいえ〜、大丈夫よ』


そのままお会計を済ませて小走りに帰っていくヒロキ君を見送り、ヒロにお礼のメールを送ると萩原の方が適任では無いのか、と疑問が来る

そして返信したら納得された

萩原に対する認識は同じみたい


「皆さん楽しそうですね」

「お、安室さんじゃねぇか」


いつの間にかカウンターにいたファンクラブはいなくなっていて、食べ終わった食器を下げるためにお盆を持ったゼロが会話に混ざる

いつ聞いていたのか、私たちの話題は把握していた


「昨日お邪魔した常連さんの家でなにか考えていたのは、そういうことだったんですね」

「あの歳で恋愛相談するもんなんだね〜」

「俺はサクラとヒロの旦那が付き合った経緯の方が気になるけど」

「あ、それ俺も!大学の時は全くそんな雰囲気なかったのに、いつの間にかくっついてたよね」


大学は萩原と違う…いや、そういう設定だったっけ

あれでもそこら辺全然考えてないから言えない


「確かにそうですね。ぜひ聞かせてください」

『用事思い出したから先帰る』

「おい逃げるな!」

『またね!あ、これ代金です!』


テーブルにお金だけ置いて逃げるように店を出る

後ろからなにか叫ばれたけど無視だ無視



帰り道、そこら辺の細かい設定も決めた方がいいのかな?と送ったメールによってヒロが再びむせて、風見さんに心配そうな目を向けられていたのをこの時の私はまだ知らない



〜〜〜〜〜〜〜〜
諸伏さん出せた!!…と思ったけど、結局爆処コンビと安室さんが多くなってしまった…なんで!?

259→←257



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (46 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
180人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:夜矢七星 | 作成日時:2022年7月28日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。