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「まぁ、こういうのははっきり伝えた方がいいと思うよ。それと、ちゃんと好きになった理由とかも教えた方が相手は嬉しいはず」
[そうなの?]
「相手の性格とかにもよるけどね。でも、ちゃんと伝えて失敗した人は見たことないから」
[へー!]
あっているか分からないけど、前に萩原が言っていたことを思い出して伝えると納得したような返事が帰ってくる
「大切なのは気持ちだから。自分の気持ちをしっかりと言えば自然と相手にも伝わるよ」
[わかった!]
「よし!それじゃあオレはこのあと用事があるから、そろそろ切ってももいいかな?」
[うん。ありがとう、緑兄ちゃん!]
電話が切れたのを確認してから長めに息を吐く
周りで誰も聞いていなくて本当に良かった
[相談乗ってくれてありがとう!]
サクラから送られてきた感謝のメールに苦笑して、返信した
[いいよ、それよりも、もしかして萩原も一緒?]
[そうだけど]
[恋愛相談ならあいつの方が適任じゃないか?]
[ダメだよ、あんなたらしの答えなんてまともじゃないから…]
[そうか]
帰ってきた返事に、妙に納得してしまった
まぁ、少しでもヒロキ君の助けになればいいな
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作者名:夜矢七星 | 作成日時:2022年7月28日 9時