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人生で不幸だったことは、実際は幸運の前触れだ
いつか、中学校の先生が言っていた
何の授業だったかは覚えてないけど、今の私はそれが本当か疑っている
きっかけは下校中にかかってきた一本の電話だった
私は幼馴染3人で本屋に大学受験のための参考書を買いに来ていた
「サクラ、電話なってるぞ」
「あ、本当だ」
画面に移された文字は「非通知」
覗き込んだヒロが眉を寄せる
「非通知…」
「そこまで心配しなくて大丈夫だよ、どうせすぐ切るし」
受話器マークをタップして耳に当てる
「もしもし」
「佐倉都さんですか？」
「はい、そうですけど」
電話の相手はもちろん知らない人だった
なぜ名前を知っているのかと疑問がありつつも、次の言葉を待つ
「今すぐ家に戻ってきてください」
「はぁ？」
急に何を言い出すんだ、この人は---
「お母様が亡くなられました」
時間が止まった気がした
持っていた鞄を落としたのにゼロが気付いて「どうした？」と声をかけた
そのときの私はそれさえも聞こえなかった
「…なんで」
「詳しくはこちらに来てからお話しします」
ツーツーと通話が切れた音がする
私は慌てて鞄を拾って、手に持っていた参考書を棚に戻した
「え、まってまって何があったの？」
「ごめん、急用が入ったから先に帰る。またあとで連絡するから」
「あ、おい---」
ゼロが何か言いかけたが無視して走った
琴音さんが？亡くなった？
家に着いた時、家の中には知らない人たちがいた
仕事仲間だそうだ
守さんが亡くなった後に家に来ていた人もちらほらいて、琴音さんは守さんと同じ職場だったのかと疑問に思った
「都さんか？」
「はい」
「こっちだ」
琴音さんの部屋の通された
この人はこに住んでるわけでもないのに、なぜこんなに偉そうなのか---
琴音さんはベッドに寝かされていたが、すでに冷たくなっていた
聞くと、職務中に心臓発作で倒れてそのまま亡くなったらしい
「…」
何も言えなかった
そもそも琴音さんは心臓が弱いわけでもない、急に発作が起こるものなのか
「それで、あなた達は？」
「え？」
「血縁関係もないのに、勝手に人の家に入って偉そうに何なんですか。こういう時は普通母の両親---私の祖父母も呼びますよね。会ったことはないけど母は2人はまだ生きていると言っていました。何か呼べない理由でもあるんですか？」
私がキッと睨むと、男は眉を顰めた
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夜矢七星(プロフ) - うたプリ大好き?さん» すみません💦ほかの話を公開した後に気づいたので全体公開にしておきました (6月10日 21時) (
レス) id: fa744514d9 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 桜雲のその上に ４【名探偵コナン】 - パスワード認証になっていますが公開はされないのでしょうか? (6月2日 23時) (レス) @page50 id: de2c41cb59 (このIDを非表示/違反報告)
NahoshiYoruya - 架印�靴気�» ぎゃぁぁ本当ですねすみません！多分公開設定間違えました…直ぐに直してきます (2022年6月14日 7時) (レス) id: fa744514d9 (このIDを非表示/違反報告)
架印��(プロフ) - すみません、気になる点があって…。129話が抜けているのか、128話から130話に数字が飛んだだけかと思って読んだら、ホテルのチャペルからいきなり屋上のヘリポートでのやり取りになっていて話が飛んでいるように感じたのですが。 (2022年6月13日 23時) (レス) @page29 id: 74119bec9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜矢七星 | 作成日時：2022年6月10日 7時
