142 ページ42
No side
なぜこのようなコメントがアップされていたのか
原因は前日ポアロでされたやり取りにあった
その日のシフトでは元々紬と結広が入っていたが、紬が急用でこれなくなったので代わりに安室がピンチヒッターとして来ていた
もちろんそれにJKが反応しないわけがなく、正午過ぎにもかかわらず店内には学生の姿が多く見えた
その中には午前授業の為お昼を食べに来ていた毛利親子とコナンの姿もある
「今日紬さんいないんですか？」
「はい、サクラは急用が入ってしまい来れないと連絡がありまして…」
「えー、残念〜」
学生の１人が反応する
何気に紬はJKからの評価も高く、シフトがある日は紬も交えてプチ女子会が開催されることも珍しくなかった
「今日告ろうと思っていたのに！」
「告る…？お前、女子だろ？」
学生の言葉に小五郎は眉を下げた
向かいに座るコナンもアイスコーヒーを飲むのをやめて、「どうして？」と疑問を口にする
学生は小五郎の方をムッと睨んだ
「最近だと女子も男子も関係ないんです−」
「なんというか、紬さんのあの守ってあげたくなる感が半端ない」
「わかる〜！」
「安室さん！紬さんをお嫁に下さい！」
学生の１人が手を合わせると、安室は「それはできませんね…」と苦笑した
「え、安室さんがそこまで言うの珍しい！」
「まさか紬さんと付き合っているんですか!?」
その言葉に店内の安室ファンが一斉に振り向く
コナンは相変わらずの光景に「ははは…」と苦笑いした
「さすがに幼馴染の恋人を取るような真似はしませんよ」
安室が食べ終えた食器を下げながらそう言った瞬間、先程の学生達がスマホを落とした
「…え」
「紬さん付き合ってるん…？」
予想外の事実にキャラ崩壊までし始めた学生達を尻目に、小五郎は「まぁ29なら恋人くらいいるの普通だろ…」と呟く
コナンの隣に座っていた蘭は「春花さん、お付き合いされているんですか!?」と驚きをあらわにした
コナンも「へ？」と口を開いている
まさか潜入捜査官に彼氏がいるとは思っていなかったのだ
「ちなみにお相手は…？」
「誰？」
「私達が納得しないような人だったらすぐに別れさせますよ」
普段は色恋沙汰に全く興味を示さない常連客も、第二の看板娘の恋愛事情には興味があるようで、会話に参加はしなかったものの全神経を耳に集中させて聞いていた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 201人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「警察学校組」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夜矢七星(プロフ) - うたプリ大好き?さん» すみません💦ほかの話を公開した後に気づいたので全体公開にしておきました (6月10日 21時) (
レス) id: fa744514d9 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 桜雲のその上に ４【名探偵コナン】 - パスワード認証になっていますが公開はされないのでしょうか? (6月2日 23時) (レス) @page50 id: de2c41cb59 (このIDを非表示/違反報告)
NahoshiYoruya - 架印�靴気�» ぎゃぁぁ本当ですねすみません！多分公開設定間違えました…直ぐに直してきます (2022年6月14日 7時) (レス) id: fa744514d9 (このIDを非表示/違反報告)
架印��(プロフ) - すみません、気になる点があって…。129話が抜けているのか、128話から130話に数字が飛んだだけかと思って読んだら、ホテルのチャペルからいきなり屋上のヘリポートでのやり取りになっていて話が飛んでいるように感じたのですが。 (2022年6月13日 23時) (レス) @page29 id: 74119bec9c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夜矢七星 | 作成日時：2022年6月10日 7時
