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そんなこんなあった休日。次の日は勿論学校。重い足取りで校舎に入り、教室へ向かう。
.....その途中で、腹部に突進してきた生物が一体。
『ぐふっ！？』
と、なんとも色気の欠片もない悲鳴を発し、痛む腹を手で抑え、その生物の方をギロりとひと睨み。
『朱音、いきなりはだめだよ、突進する時は今から突進するよって言ってから突進して？』
「あ、そっちのもんだいなの？ そーだ！Aちゃんにどうしても伝えたいことがあったの！」
『どうしても？』
うん、1番に伝えたかったの、と頬を染めた朱音。おっとこれはまさかのまさか、なのか。朱音の顔を凝視して次の言葉を待つ。
「なんと.....！青央と付き合うことになりましたー！！！Aちゃんのデートプランのおかげだよっ、本当にありがとう！！！」
おー、おめでとう！と心からの祝福を伝えると、本当に幸せそうな顔で恥ずかしそうにはにかんで、ありがと、と小さく呟いた朱音。
なにこの子、めっちゃ可愛い、青央なんかにやるもんか。
対抗心がその存在を内から主張してくるがそいつのことは無視して、教室に向かう。席に座るために別れると、既に席についていたぴくとに話しかけられた。
「.......あのさ、今日って放課後時間とってもらえる？」
『ん？うん、いいよー？』
俯いていたぴくとが顔を上げて驚いた。今までに見た事がないくらいに、暗い顔をしていたのだ。
ふたりの付き合いました報告で舞い上がっていた心が、段々、不安という名の黒いものにゆっくりと侵食されていく。
『な、なにか、あったの？今話すのじゃだめ？』
そう聞いても、帰ってくるのは放課後まで待って欲しいということだけ。
一抹の不安を拭いきれないまま、今日の授業を過ごすことになった。
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双雲銀(プロフ) - はくやさん» 二章完結までにここまで進めたかったからですね…なんでもっと計画的にやれなかったんでしょうかね…。はい、続編も是非お願い致します！ (2021年8月30日 22時) (
レス) id: 10dba7cb9a (このIDを非表示/違反報告)
双雲銀(プロフ) - 羽具さん» ありがとうございます…！ゆっくりにはなってしまいますが、第三章もどうかよろしくお願い致します！！ (2021年8月30日 22時) (レス) id: 10dba7cb9a (このIDを非表示/違反報告)
はくや - 結構急展開なってる！？続編楽しみにしてます！ (2021年8月27日 9時) (レス) id: b44a4212c3 (このIDを非表示/違反報告)
羽具(プロフ) - 楽しみすぎる…!!!更新楽しみにしています！頑張ってください！！！ (2021年8月25日 21時) (レス) id: a3fd2bf9c9 (このIDを非表示/違反報告)
双雲銀(プロフ) - 玉さん» 誤字失礼しました。見に余る光栄で、となっておりますが正しくは身に余る光栄で、です。ご迷惑をおかけしました。 (2021年8月18日 21時) (レス) id: 10dba7cb9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：双雲銀太 | 作成日時：2021年7月21日 16時
