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「ああ、ごめんだけど、信じてたのにー、なんて偽善者ぶらないでね。」
そうやってにこやかに笑う目の前の彼が、怖くて怖くて、怖くて。
偽善者だと言われたが
そんなこと、するようには見えなかった、
なんてことと、眉間にあてがわれた冷たい金属の感覚しか考えられなかった。
『.....ぴく、と』
「ん？なに？」
気づいてしまった。ぴくとの額に薄ら汗が滲んでいる。
身体は正直だ。きっとぴくとは、私のことを撃てない。
隙を作るため、一か八かに賭け、いやもう、殆どやけくそになって叫んだ。例のお決まりのセリフを。
『あっ！あそこにUFOが！！！！』
「えっ、どこどこどこどこ！？」
嘘でしょ。
UFOなんているわけない、分かりきったことなのに面白いほど騙されてくれた。
隙あり、と手を捻りあげると、痛みで力が入らないのか拳銃が手からぽろり、と転げ落ちた。
「くっ....そ、嘘ついたな！？」
『騙してないもん！UFOいたもん！！！！』
「いやいやいや.....」
そうやって暫く揉みあっていると、楽しそうな話し声と数人の足音が足音が聞こえてきた。
ぴくとはやべ、と呟くと私の手を掴んで、拳銃を懐にしまうとそのまま走り出した。
『え、ちょ、待って！』
「それはあと、まずはココからズラからないと！」
『ず、ズラかる.....』
抵抗も虚しく、男女の力の差に勝てる訳もなく。
裏門から出て、どこに行くのかと思ったら近くに停まっていた黒塗りの高級車に押し込まれた。
＿大ピンチだ。
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双雲銀(プロフ) - はくやさん» 二章完結までにここまで進めたかったからですね…なんでもっと計画的にやれなかったんでしょうかね…。はい、続編も是非お願い致します！ (2021年8月30日 22時) (
レス) id: 10dba7cb9a (このIDを非表示/違反報告)
双雲銀(プロフ) - 羽具さん» ありがとうございます…！ゆっくりにはなってしまいますが、第三章もどうかよろしくお願い致します！！ (2021年8月30日 22時) (レス) id: 10dba7cb9a (このIDを非表示/違反報告)
はくや - 結構急展開なってる！？続編楽しみにしてます！ (2021年8月27日 9時) (レス) id: b44a4212c3 (このIDを非表示/違反報告)
羽具(プロフ) - 楽しみすぎる…!!!更新楽しみにしています！頑張ってください！！！ (2021年8月25日 21時) (レス) id: a3fd2bf9c9 (このIDを非表示/違反報告)
双雲銀(プロフ) - 玉さん» 誤字失礼しました。見に余る光栄で、となっておりますが正しくは身に余る光栄で、です。ご迷惑をおかけしました。 (2021年8月18日 21時) (レス) id: 10dba7cb9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：双雲銀太 | 作成日時：2021年7月21日 16時
