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ランドセルを背負ったまま、逃げる。鍵を取り出す隙もなかったため、家はとっくのとうに通り過ぎた。
これからどこに逃げよう、と思っていると前方からブォォン、とバイクのエンジンを吹かす音が。
バッ、と顔を上げると顔まで隠れるヘルメットを被った怪しい男。バイクは一直線に私の方へと向かってきていて、流石にこれは、と死を覚悟し、最後の悪あがきだ、と横道に飛び込んだ。
それと同時に、何故か体が宙に浮いた。
『え、』
「口閉じとけ、舌噛むで！！！」
大人しく従って口をとじておく。
数秒経って、脳が冷静になるにつれ疑問が増えていく。
この緑のパーカーを着て今私を抱えている人は誰なのか。
下で日本刀を駆使して応戦しているザ、日本といったかんじの見た目の人は。
もしかして私、やばいんじゃないか。これは誘拐じゃないか。
『あの、』
「...なんや？」
『しつれーですが、ふしんしゃさんですか？』
もっと遠回しに聞こうと思ったのに口が滑った。パーカーさんは独特な笑い声を発しながら答えを教えてくれた。
「俺やで、俺........やなくて、ゾムや。」
『ぞ、む。』
ゾムってあの、狼族の...？
「んで、下で戦ってるんがひとらんらん。」
『ひとらん、らん』
「せーかーい」
おちゃらけたように応え、ここなら大丈夫か、と呟きながら私を地面に下ろしてくれた。
地に足が着いた感覚がしなくてよろける。冷静になった脳はまず自分を非難し始めるところから始めたようだった。
『(なんであそこで石投げたの！？怖いもの知らずにも程があるよ！？危うく頭と体がおさらばするところだったよ........)』
なにも話さなくなったのをみてか、表情が可笑しかったのか。ゾムはまた独特な笑い声を発した。
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らとるだお() - これが…アニマルセラピーってやつですか…心地いいですね〜(*´꒳`*) (2022年4月18日 2時) (
レス) @page32 id: f62a5d0896 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 双雲銀さん» いや、ホンマに。動物ってホンマに可愛ええ…。wrwrdも全員可愛ええし、良い作品に出会えてホンマに幸せやわ… (2021年7月24日 20時) (レス) id: 9a926607ca (このIDを非表示/違反報告)
双雲銀(プロフ) - ハルさん» 猫は(というか動物全般は)世界を救うと思ってます.....増してや推し×動物なんていいこと尽くしですよね....そんな気持ちを伝えたくてこの話描き始めたんですが、上手く伝わってるようで良かったです！ (2021年7月24日 19時) (レス) id: c910ec8157 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 双雲銀さん» いやぁ、ホンマに可愛ええんですわ…。猫やし…。 (2021年7月24日 19時) (レス) id: 9a926607ca (このIDを非表示/違反報告)
双雲銀(プロフ) - ハルさん» ありがとうございます.....きゃわいいなんて言って貰えて嬉しいです..... (2021年7月24日 18時) (レス) id: c910ec8157 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：双雲銀太 | 作成日時：2021年5月30日 20時
