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そのあと、ショッピからの要望で私は本を読んでもらっていた。
ショッピの膝の上に乗せてもらって、後ろから抱きしめられるような形で本を広げる。
題名は、「桃鬼伝説」。ただの桃太郎のお話かと思ったら、どうも違うようで。
『こ、このおはなし、すごいねっ。なんでショッピはこれのこと知ってたの？』
ショッピが本棚を見ていた時に是非読んでみてほしい、と渡してきたのがこの「桃鬼伝説」。
はて、なんで知ってるんだろうか？と首を傾げながら尋ねると、
「あー、知り合いに教えてもらったんよ。」
『へぇ、しりあいさんかぁ。物知りなひとなんだね！』
「せやね」
「あ、桃鬼伝説やん。随分面白い本読んどるやん」
『！』
突然会話に割り込んできたのはへらへらと笑っている片目を隠して眼鏡をかけている男の人。後ろにはぐるぐるめがねをかけてなにやら焦っている背の高いおにいさんがいた。
『えっと、どちらさまですか？』
「あ、申し遅れましたお嬢さん。僕は鬱言いますぅ〜」
「あ、俺はチーノっていいます！！！」
『うつ、ちーの.....あ。』
猫族のうつさんと、犬族のちーのさん。
この2人は仲がいいのだろうか。2人揃っての登場とは驚いた。
うつさんはへらへらしたまま私に手を差し出してきた。握手？にぎればいいの？と思って私も手を差し出し返すとぎゅっ、と握られて、大袈裟な程にぶんぶん、上下に振られる。
『わ、わ、わぁっ！』
わっ、と勢いに負けて前のめりにうつさんの方へ倒れると、必然的に顔が近づいた。
顔が近づいた瞬間、そっと、耳打ちをされる。
「あまり俺らに近づかんとくのをお勧めするで」
え、と顔を見つめても何事も無かったように「Aちゃん、なしたん？」とまたへらへら、へらへらと.....
このへらへら、はきっと、心からの笑いじゃない。
こういう笑いのことを愛想笑い、というのだろう。
私はどうしてうつさんがそんな笑い方をするのか分からなくて、先程の言葉も相まって混乱するしかなかった。
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らとるだお() - これが…アニマルセラピーってやつですか…心地いいですね〜(*´꒳`*) (2022年4月18日 2時) (
レス) @page32 id: f62a5d0896 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 双雲銀さん» いや、ホンマに。動物ってホンマに可愛ええ…。wrwrdも全員可愛ええし、良い作品に出会えてホンマに幸せやわ… (2021年7月24日 20時) (レス) id: 9a926607ca (このIDを非表示/違反報告)
双雲銀(プロフ) - ハルさん» 猫は(というか動物全般は)世界を救うと思ってます.....増してや推し×動物なんていいこと尽くしですよね....そんな気持ちを伝えたくてこの話描き始めたんですが、上手く伝わってるようで良かったです！ (2021年7月24日 19時) (レス) id: c910ec8157 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - 双雲銀さん» いやぁ、ホンマに可愛ええんですわ…。猫やし…。 (2021年7月24日 19時) (レス) id: 9a926607ca (このIDを非表示/違反報告)
双雲銀(プロフ) - ハルさん» ありがとうございます.....きゃわいいなんて言って貰えて嬉しいです..... (2021年7月24日 18時) (レス) id: c910ec8157 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：双雲銀太 | 作成日時：2021年5月30日 20時
