好きになる。 (ページ40)

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今日のバイトは慎太郎くんとシフトかぶり

『いらっしゃいませ〜！』

慎太郎「ごめん！これ四番さんにお願い！」

『了解！』

華金で混まないわけもなく
オープンしてから忙しなく動き回ってる

汗かいて髪はボサボサだし顔はベタベタ…
居酒屋さんのバイトで綺麗な状態を保ってる女の子、ほんと尊敬する

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時間もピークを過ぎ、段々と酔っ払うお客さんが多くなってきた店内

お客さん「トイレってどこかな〜」

かなりベロベロなこのお客さん
千鳥足で鼻歌を歌いながら近づいてきた

『あちらですよ〜』と食器の片付けをしながらご案内をすると

お客さん「ありがとねっ」

と、食器を持っていて両手の塞がる私のお尻を撫でていった

最悪だ、本当にどうしようもない

あまり深く考えても相手は酔っ払い
気分が悪くなるだけだからすぐに違う事で気を紛らわせた

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お客さんで賑わう中、歩いていると腕を掴まれピタッと動きを止められた

お客さん「さっきはありがとね〜、お姉ちゃん可愛いね、おじさん好きになっちゃったな〜」

ああ、さっきのお客さんか…
絵に描いたような酔っ払いで本当に呆れる
一緒にいるおじさんも酔っていて話にならない

『すみません！お仕事中なので〜』

そう言って手を振り払ってもなかなか離してはくれない

慎太郎「お待たせしました〜！やきとりです！」

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