赤いライオンは桃色の猫の妹に恋をした【ark,nqrse】

１４話 ページ14

あらきさんの家のリビングはすごく綺麗で、ちゃんと毎日掃除されてるんだなと思った





所々に自分のグッズもあった





販売前のあれかな？見本みたいなものかな





家全体が広いせいかリビングも普通に広い。20畳くらいあっても不思議ではない





な「A〜、悪いんだけど夕食作っててくれない？」





『なんで？ここあらきさん家だよ？勝手に使っていいの？』





な「大丈夫、あいつ作業で疲れてたみたいでいま作業部屋のベッドで寝てる。お前が作ったら多分飛んで喜ぶぞ」





『そっか、分かった！私頑張る！』





あらきさんの喜ぶ顔がみたくなってそそくさとキッチンへ入った





冷蔵庫のなかは････生憎にも空っぽ





『ごめん冷蔵庫のなかが空だからちょっと買い出しに行ってくる』





な「俺も行こうか？」





『大丈夫！あらきさんが起きたときにここにいる説明もしててほしいし、そんなに時間もかからないと思うから』





な「もし、何かあったら電話しろよ？」





『うん、じゃあ行ってきます！』





お財布とスマホ、あと買い物袋を持って私はあらきさん宅を出た





今日は何にしようかな。昨日お肉だったし、魚で攻めるのもありだな････





よしっ、頑張って和食で行ってみよ





材料で魚や野菜、あと私が良く隠し味に使う調味料を買ってスーパーにはバイバイ





『野菜いっぱい買っちゃったなぁ、重たい』





なんか、いまの私ってあらきさんとめいちゃんさんと出会った時とおんなじシチュエーションになってるよね････





また誰かと出会ったりするの？





有名な人に





『いやぁ、ないか！』





そんなことあるわけないじゃない！そういいながら歩いてると後ろから声をかけられた





「あれ、なるせくんやないの。何しとんです？こんなところで」





なるせ････





うん、同じ名前の人はたくさんいますしきっと人違いですよね





気にせず歩いてるとまた声をかけられた





「いや、無視せんといてください。機嫌悪いんですか？」





あ、間違いなく私だ････





「････もしかして、なるせくんのリスナーさんですか？良く似るように化粧されてますけど」





私そこまで化粧濃いですか？でも何か睨まれてるし、身の危険を感じる････





ていうか、また声でなくなっちゃった！





「答えれんのですか？」

１５話→←１３話再度戻ります

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