赤いライオンは桃色の猫の妹に恋をした【ark,nqrse】

２話 ページ2

すみません、今回のなるせさんはかなり暴力的です

─────────────────────





誰？２人とも誰なの？




共通して２人とも私の事を“なるせ”って呼んだ





「はあぁっ、ハァ、ハァ、やっと････追い付いた････」





『う、そ････』





追い付かれた





「あれ？もしかしてめいちゃん、逃げられてた？」






「そうなんすよ････」





めいちゃんと呼ばれた人は酷く疲労していた





いつもの私なら大丈夫ですかって声をかけるんだけど今回ばかりはそうも行かない





『ぁ、の････』





め「もう！お願いだから逃げないで下さいよ！追いかけんの結構疲れるんだから！」





また手を掴まれた





『やだ！離してください！』





め「もう！いつまでそう駄々こねるんすか！しかもいつもより酷いし」





やだやだやだやだやだ





お願いだから離してよ、助けてよ





買い物袋は私の足元にあって携帯も一緒に入っている





繋がる筈がない携帯に向かって私は





『助けて････助けてよ････お兄ちゃん････』





２人には聞こえないように呟いた





すると私の手をつかんでいた人が視界内から消えた





同時にすごく低くてドスの聞いた声がした





“人の妹に何してんの？”





「････んぇ････？」





直後残ってた人も消えた





声のする方を見てみると２人ともお腹を押さえて踞っていた





『もぅ････遅いよぉ････ｸﾞｽｯ』





安心したせいで涙がこぼれてきた





な「ごめんね、こいつらは俺が後片付けしとくから。怖い思いさせてごめんな？」





助けてくれたのはお兄ちゃんで泣いてる私の頭を撫でてくれていた





め「なるぜざん････これはないって････」





な「うるせぇ、黙ってろクソめい」





お兄ちゃんはめいさん？って人を見下しながらそう言った





な「人の妹泣かせるなんていい度胸してんなオイィ」





な「なかなか帰ってこないから様子を見に来てみれば大男二人がかりでなにやってんだ？いっぺんぶち◯すぞ？」





踞ってた２人ははいつのまにか正座をさせられてた





な「あと、あらなるめいのコラボのやつ、来月だろ？」






め「あっ････････大変申し訳ありませんでしたぁぁぁぁぁ」






な「こんのあほめい！！」






な「あらきも！どあほ！」






ん？お兄ちゃん、






今あらきって言った？

３話→←１話

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す