梔子 伍

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その後も飛信隊近くの各軍･隊を巡回。

夜は飛信隊の傍で休むことに。


『身体が軽い．．．』

蒼｢甲冑って案外重いですもんね．．．隊服の軽さと丈夫さと言ったらもう．．．w｣


軽装(楽な私服)に着替えて外に出ると、

同じく甲冑から軽装に変わった政が待っていた。


蒼｢！大王様。｣(跪)

政｢あぁ、良い良い。顔を上げて立ってくれ。｣


蒼炎が立ち上がる。


政｢これから飛信隊の所に？｣

『うん』

政｢俺も行く｣

『一緒に行こ。』

政｢あァ。｣(嬉)


飛信隊の元へ行くと、喜んで迎え入れられる。

政は信と貂の元へ。


楚水｢蒼炎！｣

蒼｢！楚水！｣

楚水｢久しいな。大事なさそうでなによりだ。｣

蒼｢本当にな。お前もな、楚水。｣


蒼炎は楚水の元へ。

皆、酒を飲み楽しんでいる。

Aは今、羌瘣と羌礼の元で酒を飲んだり食べたりしている。


瘣｢！その首飾りが．．．｣

礼｢金ピカじゃな。｣

『うん。六将の徴として預かってるやつ。』

瘣｢ほう．．．いつか信がかけたいやつだな。｣

『そーなるね』


途中、人が加わったりどっか行ったりで

Aは今崇原らのところにいる。

干斗ら新兵や、松左の槍も。


『．．．．．．』

崇｢？｣

干｢？｣

『．．．見て、これ。綺麗でしょ。』

崇｢っ！！｣

『私、六大将軍になったんだ。信より先に。』

干｢．．．っ！｣

『すごいでしょ．．．』


そう、松左の槍に言い、くるりと崇原の元へ戻る。


崇｢．．．使うか？膝。｣

『．．．うん。ありがと。』


崇原に膝を借りて寝転がる。

皆から顔が見えないように、崇原の方に顔を向けて。

少しして、また賑やかさが戻った。

その日は皆飲みすぎて、そのまま外で眠った。

政と信は天幕で飲んでいた為、天幕でだったが。


『．．．！？』


Aは早朝起きて、気付いたら崇原の腕枕だったとか。


『(．．．まだ皆寝てるし．．．二度寝しよ。)』


数時間後


政｢．．．．．．これは起こしてもいいと思うか？｣

信｢いいんじゃねェか？｣

崇｢(色んな理由で)動けん．．．｣

信｢王賁の所行くんだろ？｣

政｢あァ。｣

信｢連れてかなきゃ怒るだろ。｣

政｢だよな。
A、起きろ。朝だぞ。｣

信｢起きろー｣

政｢A〜、置いてくぞー。｣

『．．．．．．ん。』


Aが起きる。


崇｢起きたな。おはよう。｣

『おはよ。ありがと、崇原。』

崇｢あァ。｣

政｢ほら、朝餉を食べて支度するぞ。次は王賁の所に行く。｣

『！』

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