120 ページ20
膴鬼に降り注ぐ、容赦のない、速く強い斬撃。
ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ
膴｢っ！！？っ！！！(さ、捌ききれんっ！！)｣
斬撃が止み、砂埃が晴れると、
そこには血だらけのAと、
ズタボロの膴鬼。
『ﾊｰｯ．．．ﾊｯ．．．ﾊｰｯ．．．』
膴鬼が再生する。
膴｢残念．．．残念だな．．．｣
膴鬼が近付いてくる。
『ﾊｧｯ．．．ﾊｰｯ．．．ﾊｯ．．．ﾊｯ．．．』
そんな膴鬼を、強く睨む。
膴｢さぁ．．．我等の元へ．．．｣
伸ばされた手が
鋭い爪が
Aを突き刺そうとする。
『ﾊｯ．．．ﾊｧ．．．ﾊｧｰｯ．．．(全、集中．．．日の、呼吸．．．肆ノ、型．．．)』(ﾌﾗｯ
膴｢まだ立つか．．．｣(ﾆｨ
『(灼骨炎陽)』
膴鬼の爪がAを刺すより早く、首を刎ねる。
本当に瞬く間。瞬きの如く一瞬でのことだった。
その首は、今までで一番硬かった。
膴｢っ！！？｣
首が落ちる。
Aにとっては、最後の、決死の一撃。
これを外せば、敗れることは確実だった。
Aが倒れる。
目の前には、膴鬼の首。
膴｢．．．終わる．．．終わるっ！！｣
『．．．？』
膴｢ありがとう．．．これは．．．納得のいく、死だ．．．お前は．．．強かった．．．もう、人を喰わなくていい．．．｣
『っ！』
膴｢ありがとう．．．ありがとう．．．あり、が、と｣(ﾊﾟｻｯ
周りの鬼が全て灰となる。
実｢っ！！！A！！｣
Aは、酷い息切れをしながら、気絶していた。
最後に見たのは、焦りに焦った実弥の顔だったとか。
実弥の手で、Aが天幕に運ばれる。
御神隊は退却。
実｢(呼吸がっ．．．浅い．．．)｣
柳｢さ、実弥様っ．．．｣
炎｢A様はっ！！？｣
実｢．．．死んじゃいねェ。手当するもん持って来い。｣
柳｢は、はい！！｣
実弥により、怪我の手当がされた。
柳｢．．．A様はっ．．．｣
実｢大丈夫だ。死にゃしねェ。此奴は柱だ。それも最強。｣
炎｢容態の方は．．．｣
実｢手足の指の骨折、肋の骨折、肉離れ、斬り傷、すり傷、抉り傷、打撲。内蔵も多少やられてんだろうなァ。
．．．正直重傷だァ。呼吸も浅ェ。｣
炎｢っ．．．｣
柳｢A様っ．．．｣
実｢(胡蝶がいりゃァ．．．もっとしっかり手当ができんだが．．．くそォ．．．)
．．．とにかく、今は寝かす。俺が見とくから、お前らも休め。
よくやった。｣
炎｢っ！はいっ．．．｣
柳｢はいっ．．．｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 60人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
宵桜の館(プロフ) - 花奏さん» なんとなぁくwそう呼ぶ人いないだろうなと思ってww (2021年11月1日 12時) (
レス) id: 7497236953 (このIDを非表示/違反報告)
花奏 - 昌平君からの「啓」「楚子」呼びの許可(？)…！！介億も吃驚してる…私もびっくり…そしてにこにこ…。昌平君とタメ口で話せる世界線、、。生まれる世界線間違えた…(´・ω・｀) (2021年10月31日 22時) (レス) @page50 id: 62247007d8 (このIDを非表示/違反報告)
花奏 - ぶんくんかと思ったら今度は昌平君を「へい」…！にまにましてしまいましたww (2021年10月31日 22時) (レス) @page50 id: 62247007d8 (このIDを非表示/違反報告)
高木 - いえいえ、此方こそありがとうございますʅ（◞‿◟）ʃ (2021年10月31日 11時) (レス) id: 1b00569172 (このIDを非表示/違反報告)
宵桜の館(プロフ) - 高木さん» こちらこそありがとうございます！！へいwありがとうございますww (2021年10月31日 10時) (レス) id: 7497236953 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：宵桜の館 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Yozakura_hmp/
作成日時：2021年10月12日 9時
