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夕方、日が沈む前に起きる御神隊。
Aを先頭に、退却した御神軍と入れ替わる。
『...』
少しして、日が沈み、夜が来る。
感じたことの無い気配に、身震いし始める御神隊。
『...実弥、』
実「はい?」
『今夜、下弦程度を二人。
明日も二人。明後日上弦。早ければ早いほどいいけれど、まずはこの目標でいく。』
実「御意。」
『さァ、行こうか。私の優秀な継子達。
恐れることは何もない。ただ首を、私が教えたとおりに刎ねるんだ。
大丈夫。お前達ならできる。信じているよ。』
御神隊「っ!!はい!!!」
Aが走り出す。
それに、実弥や御神隊が続く。
鬼狩りの夜の幕開けだ。
『神の呼吸・雷・武甕槌』
稲妻が走る。
騰「!」
信・瘣「「!」」
賁「!(始まったか...)」
御神隊と、鬼達とがぶつかり、戦闘が始まる。
『...(騰「一人だけ、それに当てはまる者がおります。名は確か..."膴鬼"。魏火龍八師の一人です。
傷は受けた瞬間たちまち治り、首を刎ねようと、脳天を撃ち抜こうと、心臓を穿とうと、決して死なないと。そして老いないと聞きます。」)』
ある程度斬り進み、実弥とアイコンタクトを取る。
実「(あっちの下弦に行きます。)」
『(分かった。)』
実弥とAが、左右に分かれる。
「あ〜れ〜?こんな所まで入ってきた人間は始めてだな〜」
『(雷の呼吸・壱ノ型)』
「食べちゃおっかな〜遊ぼうかな〜可愛いね〜」
『(霹靂一閃)』
ドンッ
『...下弦程度、一体。』
「え、何で後ろにいるの〜?あれ、首が...
え、何で?何で回復しないの?灰になるっ!!何をしたんだ!!
あ、死ぬ、死ぬっ、そんなはずはいのにっ!!」
下弦程度の強さを持つ鬼一体が滅される。
少しして、実弥も下弦一体を滅する。
『...(御神隊の援護 及び 雑魚の滅殺。)』
実「(御意。)」
膴「...」
すごい勢いで、雑魚を滅していく。
柳「っ!A様っ...」
『落ち着いて、柳。』
柳「!」
『大丈夫。私の一番の継子である柳なら大丈夫。ちゃんと強いから。
怖がらないで。これは助けようのない可哀想な存在。首を日輪刀で刎ねて滅してやることだけが、唯一の救い。』
柳「っ!!!」
『柳なら出来る。』
柳「っはい!!」
恐怖で腰が引けていた嘉柳がいつもの調子に戻る。
『(よし。)』
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宵桜の館(プロフ) - 花奏さん» なんとなぁくwそう呼ぶ人いないだろうなと思ってww (2021年11月1日 12時) (レス) id: 7497236953 (このIDを非表示/違反報告)
花奏 - 昌平君からの「啓」「楚子」呼びの許可(?)…!!介億も吃驚してる…私もびっくり…そしてにこにこ…。昌平君とタメ口で話せる世界線、、。生まれる世界線間違えた…(´・ω・`) (2021年10月31日 22時) (レス) @page50 id: 62247007d8 (このIDを非表示/違反報告)
花奏 - ぶんくんかと思ったら今度は昌平君を「へい」…!にまにましてしまいましたww (2021年10月31日 22時) (レス) @page50 id: 62247007d8 (このIDを非表示/違反報告)
高木 - いえいえ、此方こそありがとうございますʅ(◞‿◟)ʃ (2021年10月31日 11時) (レス) id: 1b00569172 (このIDを非表示/違反報告)
宵桜の館(プロフ) - 高木さん» こちらこそありがとうございます!!へいwありがとうございますww (2021年10月31日 10時) (レス) id: 7497236953 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:宵桜の館 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Yozakura_hmp/
作成日時:2021年10月12日 9時