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『...持ち場につこうか、実弥。』
実「御意。」
Aが動き始める。
指揮官「「「「「お供致します。」」」」」
『頼んだ。』
指揮官「「「「「お任せを、お嬢様。」」」」」
騰「...お嬢様、」
『?』(チリン
Aが振り返る。
騰「どうかご武運を。」(拝手)
録・隆「「ご武運を。」」(拝手)
賁「...武運を。」(拱手)
信「武運を祈る。」(拱手)
『...皆も。』(拱手)
騰・隆・録「「「ハ。」」」
賁「あァ。」
信「おう。」
Aが歩き出す。
後ろに実弥が続く。
柳「...A様。」
『持ち場につく。説明はその後に。』
柳「御意。(いつもと違う...)」
御神隊・御神軍、共に持ち場に着く。
『昼間は任せる。』
指揮官達「御意。」
『夜間は御神軍全員を下げろ。藤の花の香を決して消さないように。藤の花の香の外に出ないように。』
指揮官達「そのように。」
一度天幕に入り、着替える。
『...』
"御" の文字が入った隊服を脱ぎ、
"滅" の文字が入った隊服に袖を通す。
実弥もだ。
二人同時に、別の天幕から、羽織を羽織りながら出てくる。
Aの耳には、梔子の花と藤の花と太陽、左耳には梔子の花と藤の花と月の描かれた、小さな花札のような耳飾りが揺れている。
『詩』
詩「...カァ。」
『鴉達に藤の花の守りを配らせる準備を。』
詩「...ウン。」(バサッ
Aと実弥が、隊列を組んだ御神隊と御神軍の前に歩いて行く。
耀「A...実弥...」
実・貴「『!!』」(バッ
耀「力になれなくてごめんね...鬼は、彼等だけ。また苦労をかけるね。」
実「っ〜!!」
『っ!!』
二人が跪く。
『いえ、いえっ、お館様!!』
実「必ず、必ず滅しきります!!」
『お任せをっ!!』
耀「...うん。頼んだよ。」
実・貴「『っ御意!!!!』」
二人が立ち、歩き出す。
御神「A様!」
御神「王華様!!」
『...君達に、話したいことがある。』
御神「はい!!」
『私達の相手は、ただの人間だけではない。』
よく通る声で、話し始める。
『主戦は夜。御神隊の
御神「!?」
『御神軍の子供達は、昼間を頼めるかな?』
御神軍「っお任せを!!!」
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宵桜の館(プロフ) - 花奏さん» なんとなぁくwそう呼ぶ人いないだろうなと思ってww (2021年11月1日 12時) (レス) id: 7497236953 (このIDを非表示/違反報告)
花奏 - 昌平君からの「啓」「楚子」呼びの許可(?)…!!介億も吃驚してる…私もびっくり…そしてにこにこ…。昌平君とタメ口で話せる世界線、、。生まれる世界線間違えた…(´・ω・`) (2021年10月31日 22時) (レス) @page50 id: 62247007d8 (このIDを非表示/違反報告)
花奏 - ぶんくんかと思ったら今度は昌平君を「へい」…!にまにましてしまいましたww (2021年10月31日 22時) (レス) @page50 id: 62247007d8 (このIDを非表示/違反報告)
高木 - いえいえ、此方こそありがとうございますʅ(◞‿◟)ʃ (2021年10月31日 11時) (レス) id: 1b00569172 (このIDを非表示/違反報告)
宵桜の館(プロフ) - 高木さん» こちらこそありがとうございます!!へいwありがとうございますww (2021年10月31日 10時) (レス) id: 7497236953 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:宵桜の館 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Yozakura_hmp/
作成日時:2021年10月12日 9時