検索窓
今日:1 hit、昨日:29 hit、合計:35,327 hit

116 ページ16

『...持ち場につこうか、実弥。』

実「御意。」


Aが動き始める。


指揮官「「「「「お供致します。」」」」」

『頼んだ。』

指揮官「「「「「お任せを、お嬢様。」」」」」

騰「...お嬢様、」

『?』(チリン


Aが振り返る。


騰「どうかご武運を。」(拝手)

録・隆「「ご武運を。」」(拝手)

賁「...武運を。」(拱手)

信「武運を祈る。」(拱手)

『...皆も。』(拱手)

騰・隆・録「「「ハ。」」」

賁「あァ。」

信「おう。」


Aが歩き出す。

後ろに実弥が続く。


柳「...A様。」

『持ち場につく。説明はその後に。』

柳「御意。(いつもと違う...)」


御神隊・御神軍、共に持ち場に着く。


『昼間は任せる。』

指揮官達「御意。」

『夜間は御神軍全員を下げろ。藤の花の香を決して消さないように。藤の花の香の外に出ないように。』

指揮官達「そのように。」


一度天幕に入り、着替える。


『...』


"御" の文字が入った隊服を脱ぎ、

"滅" の文字が入った隊服に袖を通す。

実弥もだ。

二人同時に、別の天幕から、羽織を羽織りながら出てくる。

Aの耳には、梔子の花と藤の花と太陽、左耳には梔子の花と藤の花と月の描かれた、小さな花札のような耳飾りが揺れている。


『詩』

詩「...カァ。」

『鴉達に藤の花の守りを配らせる準備を。』

詩「...ウン。」(バサッ


Aと実弥が、隊列を組んだ御神隊と御神軍の前に歩いて行く。


耀「A...実弥...」

実・貴「『!!』」(バッ

耀「力になれなくてごめんね...鬼は、彼等だけ。また苦労をかけるね。」

実「っ〜!!」

『っ!!』


二人が跪く。


『いえ、いえっ、お館様!!』

実「必ず、必ず滅しきります!!」

『お任せをっ!!』

耀「...うん。頼んだよ。」

実・貴「『っ御意!!!!』」


二人が立ち、歩き出す。


御神「A様!」

御神「王華様!!」

『...君達に、話したいことがある。』

御神「はい!!」

『私達の相手は、ただの人間だけではない。』


よく通る声で、話し始める。


『主戦は夜。御神隊の子供達(・・・)と私と実弥が戦う。』

御神「!?」

『御神軍の子供達は、昼間を頼めるかな?』

御神軍「っお任せを!!!」

117→←115



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (25 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
60人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

宵桜の館(プロフ) - 花奏さん» なんとなぁく‪wそう呼ぶ人いないだろうなと思って‪w‪w (2021年11月1日 12時) (レス) id: 7497236953 (このIDを非表示/違反報告)
花奏 - 昌平君からの「啓」「楚子」呼びの許可(?)…!!介億も吃驚してる…私もびっくり…そしてにこにこ…。昌平君とタメ口で話せる世界線、、。生まれる世界線間違えた…(´・ω・`) (2021年10月31日 22時) (レス) @page50 id: 62247007d8 (このIDを非表示/違反報告)
花奏 - ぶんくんかと思ったら今度は昌平君を「へい」…!にまにましてしまいましたww (2021年10月31日 22時) (レス) @page50 id: 62247007d8 (このIDを非表示/違反報告)
高木 - いえいえ、此方こそありがとうございますʅ(◞‿◟)ʃ (2021年10月31日 11時) (レス) id: 1b00569172 (このIDを非表示/違反報告)
宵桜の館(プロフ) - 高木さん» こちらこそありがとうございます!!へい‪wありがとうございます‪w‪w (2021年10月31日 10時) (レス) id: 7497236953 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:宵桜の館 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Yozakura_hmp/  
作成日時:2021年10月12日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。