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王騎｢どうしたのです？飛信隊はまだ前線でしょう？｣
『うん。』
二人は今、Aの部屋で話している。
実弥もいる。
『御神隊の強化をしたいって言うのもあるんだけど．．．』
実｢？｣
『その．．．羌瘣に、誰の子を産みたいとかあるのかって聞かれて、』
実｢っ！！｣
王騎｢？はい。｣
『上手く、答えられなくて．．．笑って誤魔化したの。』
実｢．．．｣
実弥は、拳を握りしめている。
『掘り下げられるのが、少し怖かった。』
王騎｢もしかして．．．｣
実｢親父殿｣
王騎｢はい？｣
『実弥』
実｢．．．大丈夫なのか。｣
王騎｢？｣
『父上には話しておきたい。いつか必ずそういった問題にも直面する。』
実｢．．．分かったァ。｣
『．．．私は、子が産めない。』
王騎｢！｣
Aが、上の体服を脱ぎ始める。
実｢っおい！？｣
『サラシ巻いてる。』
実｢お、おォ．．．｣
そして、上はサラシだけに。
王騎｢っ．．．｣
顕になる、傷痕だらけの華奢な身体。
『蒙恬と、王賁は、知ってるんだけど．．．ここの傷。』
子宮の辺りにある大きな傷痕。
王騎｢深い．．．｣
『．．．これを負った時から、私は子宮が使い物にならない。』
実｢っ．．．｣
未だ、実弥とAが出会う前。
実弥はその時、一般隊士。
実弥が柱となり、二人が出会うこととなったのは、Aが柱となった翌年のことだったから。
『偶に、これが痛むことがある。』
王騎｢辛いでしょォ．．．｣
『．．．大丈夫。少し、痛むだけ。』
王騎｢されど、それは確かな痛みです．．．｣
『．．．函谷関の戦の時、こちらの世界に来て初めて、ここが痛んだ。』
王騎｢！！｣
『その時、飛信隊や、御神隊に気付かれないために、王賁の所に逃げた。』
実｢．．．｣
王騎｢．．．気付かれないと、思ったのですねェ？｣
『うん。でもそこに蒙恬もいて、二人共に気付かれた。』
王騎｢なんやかんやでよく見てますからねェ．．．｣
『うん。その時に、二人には話した。だからまだ、飛信隊や御神隊は何も知らない。』
王騎｢．．．話さないのですかァ？｣
『話したくないのもあるけど．．．きっと、気付かれるのは時間の問題。信は本能型だし．．．羌瘣はきっと痛んだ時に気付く。子宮に、何らかがある事に。
御神隊も、きっと私の異変に気付くようになってしまう。』
王騎｢．．．｣
実｢．．．｣
『騰達には話さないで。信にも、御神隊にも。』
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宵桜の館(プロフ) - 花奏さん» なんとなぁくwそう呼ぶ人いないだろうなと思ってww (2021年11月1日 12時) (
レス) id: 7497236953 (このIDを非表示/違反報告)
花奏 - 昌平君からの「啓」「楚子」呼びの許可(？)…！！介億も吃驚してる…私もびっくり…そしてにこにこ…。昌平君とタメ口で話せる世界線、、。生まれる世界線間違えた…(´・ω・｀) (2021年10月31日 22時) (レス) @page50 id: 62247007d8 (このIDを非表示/違反報告)
花奏 - ぶんくんかと思ったら今度は昌平君を「へい」…！にまにましてしまいましたww (2021年10月31日 22時) (レス) @page50 id: 62247007d8 (このIDを非表示/違反報告)
高木 - いえいえ、此方こそありがとうございますʅ（◞‿◟）ʃ (2021年10月31日 11時) (レス) id: 1b00569172 (このIDを非表示/違反報告)
宵桜の館(プロフ) - 高木さん» こちらこそありがとうございます！！へいwありがとうございますww (2021年10月31日 10時) (レス) id: 7497236953 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宵桜の館 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Yozakura_hmp/
作成日時：2021年10月12日 9時
