検索窓
今日:32 hit、昨日:20 hit、合計:35,211 hit

139 ページ39

『...柳、頼んだ物は持って来てくれた?』

信「?」

柳「はい。全て天幕の中に。」

『ありがとう』

柳「いえいえ。」


その数日後、日傘の下で崇原の膝を借りて寝ているA。


実「...あ、寝てるゥ...」

崇「おぉ、久しぶりだな。」

実「おう。あけましておめでとう。」

崇「おめでとう。」

?「...」

崇「...新しい隊員か?」

実「おう。」

崇「起きろ、A。」

実「あー、無理に起こさなくていいぞォ。」

『...』

崇「起きた。」


Aが、うっすらと目を開ける。


実「来たぞォ。」

『!』


ゆっくりと起き上がる。


実「...」(スッ

?「え」


実弥が跪く。

Aが、伏せていた目を、実弥の後ろで立っている人間達に向ける。


?「っ!!!」(ゾゾゾッ


その人間達が、直ぐに跪く。

冷や汗をかき、微かに震えながら。


『...』

実「...」

崇「......A...」

『...』(チラッ

実「!...お前らァ、挨拶しろ。」

?「っ、はい!!
お、お久しぶりにございますっ、御柱様!!!」

『...』


Aが立ち上がり、ゆっくりと傘の下から出て、ある程度近付いて止まる。

恐怖に身を震わせ、更に冷や汗が噴き出す人間達。


『...』

実「...」

信「...あぁ...A!」

『!』

信「物凄い圧だぞ。そいつら怯えきってんじゃねェか。」

『...』

信「そろそろ大丈夫だろ。」

『...そうだね。』(フッ

信「よし、戻ったな。お前の威圧は向けられれば俺らでも冷や汗かくぞ。向けられなくてもかくときあるけど。」(カカカ

『そっか』

信「おう。そいつら新人か?」

『うん。』

信「おー、後で皆に紹介な。」

『了』


信が去っていく。


『...さてと...』

?「っ!」(ビックゥ

『...怯えさせて悪かったね。』

?「!?」


今度は、包み込むような雰囲気と声音で話し始める。


『顔を上げて良いよ。』


実弥を含め、頭を下げていた人達が頭をあげる。


『改めて、久しぶりだね。元桓騎兵の皆。』

元桓「!」

『ありがとう、実弥。』

実「お易い御用よォ。」

『さて...新しい御神の子供達に隊服と日輪刀を支給しないと。』

御神(桓)「!!」

御神(桓)「(子供達...)」

『柳』

柳「はい。あちらの机に用意済みです。」

『!ありがとう。』

柳「いえいえ。」

140→←138



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (25 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
60人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

宵桜の館(プロフ) - 花奏さん» なんとなぁく‪wそう呼ぶ人いないだろうなと思って‪w‪w (2021年11月1日 12時) (レス) id: 7497236953 (このIDを非表示/違反報告)
花奏 - 昌平君からの「啓」「楚子」呼びの許可(?)…!!介億も吃驚してる…私もびっくり…そしてにこにこ…。昌平君とタメ口で話せる世界線、、。生まれる世界線間違えた…(´・ω・`) (2021年10月31日 22時) (レス) @page50 id: 62247007d8 (このIDを非表示/違反報告)
花奏 - ぶんくんかと思ったら今度は昌平君を「へい」…!にまにましてしまいましたww (2021年10月31日 22時) (レス) @page50 id: 62247007d8 (このIDを非表示/違反報告)
高木 - いえいえ、此方こそありがとうございますʅ(◞‿◟)ʃ (2021年10月31日 11時) (レス) id: 1b00569172 (このIDを非表示/違反報告)
宵桜の館(プロフ) - 高木さん» こちらこそありがとうございます!!へい‪wありがとうございます‪w‪w (2021年10月31日 10時) (レス) id: 7497236953 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:宵桜の館 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Yozakura_hmp/  
作成日時:2021年10月12日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。