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王賁が退き、Aの前には、緋那に威嚇する嘉柳一人。


緋「あら、喋れるのね。やっと聞く気になった?」(ニコニコ

『柳、私の横に控えなさい。』

柳「...ハ。」


嘉柳がAの横まで下がる。


『...まず、』

緋「なにかしら?」

『嘉柳は落ちこぼれではない。』

緋「...はぁ?」

『私が直々に選んだ、才ある子だ。よくやってくれている。そして、私の大事な子達の一人。
罵られるのは癪に障るな。

柳「A様...」

緋「っ、へぇ...」

『それと、私の瞳も、柳の瞳もあげない。』

緋「寄越せって言ってるのよ。お願いはしてないわ。命令しているの。」

『優しく言っているうちにやめようか。』

緋「はぁ?もういいわ。両目抉ってやる。やりなさい!!」

「「「「ハ。」」」」


男たちがA達に向かってくる。


賁「!A!!」

『柳』

柳「ハ。」


その男達を、嘉柳が全員気絶させる。


緋「は...?何倒れてるの!立ちなさい!!」

『立たないよ。気絶させたのだから。』

緋「貴女っ、私が誰か分かっているの!?」

『うん。さっき王賁が叔母だと言っていたからね。』

緋「分かっててやるだなんて...」(ワナワナ

『柳の事を知っていて、私のことを知らないのも驚いたよ。
私は王華。王騎の娘だ。』

緋「!!養子じゃないの!!!そんな小娘が、この私にっ...」

『だから何かな。』

緋「きっさま...翦!!!!」


呼ばれた王翦が来る。


翦「...大体理解した。」

緋「なら話は早いわ!」

翦「姉がすまない。止められていない私の責任もある。」

緋「はぁ!?」

翦「...前当主、父がいた頃の名残で、あまり強く言えていないんだ...」

『...そう。』

翦「何度言ったら分かってくださるのです、姉上。おやめくださいとあれほど...」

緋「うるさいわね。翦。私は何をしようと許されるのよ。」

王騎「あらァ?あらあらあらァ??私の娘に手を出そうとしたのですかァ???」

騰「お嬢様に?手を??」

緋「ヒッ」


物凄い圧の二人。


『...何をしても許される者など、存在しないんだよ。』


Aが、緋那の所へ歩く。


緋「よ、寄るんじゃない!!」

『分かったら、自分の行動を振り返り、見直し、改めることだ。』

緋「分家の養子の小娘如きが何をっ」

分かったね、緋那?


優しい顔と声ながら、強く圧をかけながら額を小突く。


緋「っ、はい...」

『良い子だ。』

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宵桜の館(プロフ) - 花奏さん» なんとなぁく‪wそう呼ぶ人いないだろうなと思って‪w‪w (2021年11月1日 12時) (レス) id: 7497236953 (このIDを非表示/違反報告)
花奏 - 昌平君からの「啓」「楚子」呼びの許可(?)…!!介億も吃驚してる…私もびっくり…そしてにこにこ…。昌平君とタメ口で話せる世界線、、。生まれる世界線間違えた…(´・ω・`) (2021年10月31日 22時) (レス) @page50 id: 62247007d8 (このIDを非表示/違反報告)
花奏 - ぶんくんかと思ったら今度は昌平君を「へい」…!にまにましてしまいましたww (2021年10月31日 22時) (レス) @page50 id: 62247007d8 (このIDを非表示/違反報告)
高木 - いえいえ、此方こそありがとうございますʅ(◞‿◟)ʃ (2021年10月31日 11時) (レス) id: 1b00569172 (このIDを非表示/違反報告)
宵桜の館(プロフ) - 高木さん» こちらこそありがとうございます!!へい‪wありがとうございます‪w‪w (2021年10月31日 10時) (レス) id: 7497236953 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:宵桜の館 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Yozakura_hmp/  
作成日時:2021年10月12日 9時

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